編集部ブログ

医学・健康

2021.10.03

明日からノーベル賞発表、候補に「制御性T細胞」発見の大阪大・坂口志文栄誉教授ほか

ノーベル賞発表の時期がやってきました。明日4日、医学・生理学賞から順次発表されていきます。自然科学部門は日本人の有力候補が多く、今から楽しみです。免疫を抑える「制御性T細胞」を発見した大阪大の坂口志文栄誉教授も有力候補の一人で、注目しています。免疫には数多くの細胞が関わっていますが、リンパ球も一種類ではなく、三種類もあるのです。★キラーT細胞…ウイルスやがんなど排除したいものに対して強力な殺傷能力がある。★制御性T細胞…キラーT細胞などが正常細胞にも過剰な攻撃をしないように抑制する。★ヘルパーT細胞…抗原情報を受け取り指令を出す。

この制御性T細胞を発見したのが、坂口志文教授! 免疫システムの異常を治すことで自己免疫疾患(花粉症、リウマチ等)炎症性腸疾患、がん等を治す可能性が開け、治療への応用が期待されている分野です。免疫機能は実に複雑です。異物への攻撃力が強すぎれば、自己を攻撃する自己免疫疾患になり、弱すぎれば感染症の原因となるウイルスやがんに負けてしまいます。いかに、体の中のバランスが大切かを改めて感じます。

2021.09.14

コロナ飲み薬の開発

 今日、読売新聞を読んでいたら、「コロナ飲み薬開発大詰め」との見出しで、各国で開発中の経口薬について記事になっていました。米製薬大手メルクの「モルヌピラビル」、スイス製薬大手ロッシュの「AT527」、米製薬大手ファイザーも治験中とのこと。日本の「イベルメクチン」は名称すら載っていませんでした。どうして? かなり以前から、イベルメクチンも治験中というニュースを聞いています。せめて、政府が、北里大学の大村智先生のグループにドーンと投資して、治験結果を出して欲しいものです。日本が世界をリードできるビックチャンスなのに。日本は医療後進国だったのだろうか? ソニー、トヨタはもう幻想なのだろうか? コロナも、インフルエンザと同様に、毎年ワクチンを打たなくてはいけないのだろうか? そういえば、モデルナが、コロナとインフルエンザの混合ワクチンを開発中なんですよね。海外の薬やワクチンを当てにしていては、農作物と同じで、いざという時おすがりしなければいけません。もうワクチンの予約が取れないと、混乱が起こるような事態は二度と経験したくないです。

2021.08.24

国と都が医療機関に協力要請へ、感染症法に基づき初

やっと重い腰を上げました。厚生労働省と東京都は23日、都内全ての医療機関と医師・看護師を養成している学校に対し、新型コロナウイルスの患者受け入れと専用病床の確保、医療従事者の派遣を要請しました。もうずっと前から、現場の医師たちからは、もう一杯一杯で限界だとの声が上がっていました。

都市圏で病床が逼迫し、入院が必要となった患者が自治体超えて搬送されるケースも見られる現状に対して、8月11日、神奈川県病院協会の吉田勝明会長が、記者会見で以下のように現状を訴えていらっしゃいました。「加盟する全病院に患者受け入れ検討を要請しました。早くみんなで連携してこれから先の対応を一生懸命考えていきたい、対岸の火事と思ったところもすべての病院で体制をとっていただきたい」 対岸の火事という表現に、大変心が痛みました。

もう新型コロナウイルス感染症にかかったら、入院できない。そんな絶望を皆が感じています。要請が実行されるよう切に願っています。

2021.08.16

新型コロナの飲み薬を塩野義製薬が開発中(最新医療15)

製薬大手の塩野義製薬は新型コロナウイルスの治療薬として飲み薬の開発を進め、初期の臨床段階にあると発表しました。飲み薬として実用化されれば、点滴などに比べて簡単に使用できるメリットがあります。感染初期に投与して重症化の抑制と発熱やせきなどの症状改善することが期待されます。塩野義製薬の社長は年内に「条件付き早期承認」の申請を目指す考えを明らかにし、年末までに国内で100万~200万人分の供給体制を整えると説明しています。海外への供給も視野に米保健福祉省の生物医学先端研究開発局(BARDA)と協議を始めているということです。新型コロナウイルスの重症化を防ぐための飲み薬をめぐっては、アメリカの製薬大手・メルクが最終段階の臨床試験を行うなど海外でも開発が進められています。自宅で服用できる飲み薬が実現すれば医療体制の逼迫を避けられるので、一刻も早い実用化が望まれます。(NHK他)

2021.08.02

入院に備えておくと安心

病気が見つかりほとんどの場合は予め入院日が決まっている場合が多いと思いますが、ケガや検査して当日にそのまま入院ということもあり得ます。もしもの時に備えて入院を想定しておくと安心です。急な入院の場合は慌ててしまいますが、現在の病院では最低限のものは揃っているので、基本的に心配はありません。その上であるとより良いものはあります。まず病院側が知りたいのは病歴や普段飲んでいる薬の情報です。おくすり手帳は病院との情報交換に大変役立つので普段から用意しておきましょう。大きな病院では下着など生活必需品は入院してからでも売店などで購入できる場合がほとんどですので、急な入院でも心配いりません。また、なんといっても必要なのは携帯電話と充電器です。予備のバッテリーは必ずもっていきましょう。現金もある程度は必要ですが、セキュリティ的な問題から高額な現金は持たないようにするのが得策です。入院費用などは退院時に用意すれば良いので貴重品は最低限にしておくほうがよいでしょう。入院すると治療費が心配だと思いますが、高額な医療費を支払ったときは「高額療養費制度」で払い戻しが受けられます。高額療養費とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。医療費が高額になることが事前にわかっている場合には、「限度額適用認定証」を提示する方法が便利です。あとから払い戻されるとはいえ、一時的な支払いは大きな負担になります。「限度額適用認定証」を保険証と併せて医療機関等の窓口に提示すると、1ヵ月 (1日から月末まで)の窓口でのお支払いが自己負担限度額までとなります。必要な書類や条件などは病院で確認してください。入院生活は何かと制限されることも多いですが、何よりも重要なことは治療の専念することです。治療のことだけではなく、入院生活で困っていることがあれば、遠慮なく医師・看護師さん等に相談しましょう。

2021.07.07

コロナ禍で孤独死がリアルに

 新型コロナウイルス感染症の流行で、社会システムや人々の生活が一変しました。以前は、「孤独死」という言葉も、多くの人々が「まさか自分は関係ないかな…」と他人事に思っていたことでしょう。しかし、コロナウイルス感染症が流行し始めると、リアルなものとして迫ってくるようになりました。若い人にとっても、有り得ないことではなくなりました。いざとなれば、救急車でどこかの病院には運んで貰える、と思っていたのに、コロナ疑いで「まずは自宅で様子を見て下さい」と言われれば、買い置きの食べ物がなければ、次の日の食事にも困ってしまいます。高層マンションで、誰にも看取られずに亡くなる例も報告されています。

2021.07.01

かかりつけ医でコロナワクチン接種予約しました

近所のかかりつけ医でコロナワクチン接種予約してきました。かかりつけ医は、こういう時のためにやはり信頼できる医師を探しておく必要があるとつくづく思いました。『救いの総合診療医―新・総合診療専門医が日本の医療を変える! 』では、将来の日本の医療を支えるために総合診療医、家庭医の必要性を説いています。今回自分のこととして必要を痛感しました。

2021.06.15

高齢診療科の名医に聞く認知症の最新医療

6月8日に米国でアルツハイマー病の新薬が承認されたことをふまえ、6月11日に、認知症や老年医学で高名な羽生春夫先生(東京医科大学病院 高齢診療科、総合東京病院)にインタビューを行いました。インタビューより「米国で承認されたアルツハイマー病の新薬は、従来の抗認知症薬とは異なり、認知症の原因となっている脳内の異常たんぱく質(アミロイド)を除去し、認知機能の低下を長期的に抑制する世界で初めての新薬。しかし、特別な検査が必要で、専門医による早期の正確な診断が求められる。高齢者は、認知症だけでなく循環器疾患、骨粗鬆症、呼吸器疾患、整形外科疾患など、多くの病気を持つ場合もあり、全身管理が必要。また、がんになった場合、何の治療を優先するべきか、全身の状態を見る必要がある。全身管理ができる主治医を見つけるか、地域包括支援センターなど活用すると良い」ということがわかりました。

2021.06.09

アルツハイマー病に希望の新薬がアメリカで承認(最新医療14)

アルツハイマー病の治療薬としてアメリカの製薬会社と日本のエーザイが共同で開発した新薬「アデュカヌマブ」について、アメリカのFDA=食品医薬品局は原因と考えられる脳内の異常なタンパク質を減少させる効果を示したとして治療薬として承認したと発表しました。FDAは7日「臨床試験の結果、『アミロイドβ』の減少が確認され、患者の症状への効果が合理的に予測される」と評価し治療薬として承認したとということです。一方で、「アミロイドβ」を取り除くことができても一度壊れてしまった脳の神経細胞を元に戻すことは難しいことから、治療はできるだけ早い段階で始める必要があるとされていて、この薬も認知症を発症する手前の「軽度認知障害」の人やごく初期の認知症の人を対象として臨床試験が行われていました。「アデュカヌマブ」は日本でも去年12月に厚生労働省に承認の申請が出されていて、今後の審査の行方が注目されます(NHK)

2021.06.07

90歳、世界大会5度金メダル獲得、女性で世界最高齢のベンチプレス選手

内村選手は、4大会連続のオリンピック出場で、東京大会で種目別の鉄棒に出場することが決まりました。あの白井選手が代表に入れなかったほど、男子の体操は次世代が順調に育ってきています。筋肉や技を維持、向上するための地道な努力には頭が下がります。同じアスリートとして、シニアも頑張っています。『89歳、人生なんだってできるのよ! -マスターズベンチプレス世界チャンピオンが語る 人生100年時代を楽しく生きる秘訣』の著者・奥村正子さん、90歳、世界大会5度金メダル獲得、女性で世界最高齢のベンチプレス選手、現役です。若い頃からスポーツされていて、筋肉維持だったら?と思われるかもしれませんが、スタートはなんと72歳から。是非、このチャレンジ精神を見習いたいものです。

2021.06.04

在宅医療(かんたん医療用語6)

在宅医療とは、通院困難である患者さんの自宅、老人ホーム、高齢者住宅などに医師が訪問して診療を行うことです。定期的に訪問して診療を行うことを「訪問診療」、患者さんの状態が急変したり緊急に診てもらいたいことがあった場合、医師や看護師が駆けつけることを「往診」と言います。心配となるのはその費用ですが、医療保険、介護保険、各種制度によって、これらの費用が高額になりすぎないようにする仕組みが用意されています。医療費や薬代については、通院・入院のときと同じように医療保険が適用されます。基本的に75歳以上は1割、70~74歳は2割、70歳未満は3割です。しかし、月の負担が一定額(自己負担限度額)を超えた場合に、申請すればあとで払い戻される「高額療養費制度」というものが用意されています。

介護サービスは、在宅医療をしているほとんどの家庭で利用されています。介護サービスも介護保険で受けられます。要介護認定を受け、そのレベルにより支給限度額や受けられるサービス内容が決まります。介護にも「高額介護サービス費」という自己負担限度額の制度が設けられており、申請すれば後で払い戻されます。在宅医療について詳しくはお近くの「在宅療養支援診療所」を探し、相談するのが良いでしょう。

2021.05.31

今日5月31日は「国際禁煙デー」今こそ禁煙を!

 5月31日「国際禁煙デー」今こそ禁煙を! 自宅にいる時間が長くなった今こそ、絶好のチャンス「タバコは百害あって一利なし」 日本赤十字社医療センター著『健康な100歳をめざして―予防と治療法を現役医師が解説!』本書トップの第一項目は、ズバリ「禁煙」についてです。神経内科の作田学先生が書かれた「禁煙外来 有害なタバコをやめ 病気のリスクを減らそう」では、なぜ禁煙が健康に有効なのか、紹介しています。自力で禁煙が無理な方は、禁煙外来を利用しましょう!

2021.05.28

ウイルスで悪性の脳腫瘍を治療(最新医療13)

厚生労働省は悪性神経膠腫に対する治療として、がん治療用ウイルス「デリタクト注」を承認する予定です。東京大学医科学研究所の藤堂具紀教授らにより創製されたもので、ウイルスを用いてがん細胞を攻撃・死滅させるという新しい治療法になります。「デリタクト注」は遺伝子組換え技術により、がん細胞でのみ増殖するよう設計されたウイルスでがん細胞に同ウイルスを感染させると、ウイルスが増殖するとともにがん細胞を破壊・死滅させ、抗腫瘍免疫も誘導するとされます。ウイルスを使ったがんの治療薬が国内で承認されるのは初めてです。対象となるのは悪性の神経膠腫の患者のうち、手術や放射線治療などの標準治療で効果が見られなかった人で、小児も対象になるということです。

2021.05.26

前立腺がんに新しい放射線治療(最新医療12)

俳優の西郷輝彦さんが前立腺がん(ステージ4)に罹り、日本未承認の治療をオーストラリアで受けることを自身のYouTubeで公表しました。治療は「ルテチウム-177PSMA-617」という新規標的放射線療法です。これはがんに作用する薬剤を投与することで、がん細胞だけを攻撃することができる治療法です。がんのみを標的にするので、身体への負担も少ないというのがメリットです。費用は1回の点滴治療で最大300万円ほどで3回治療を受けるようです。シドニーのWaratah Private Hospitalの主治医、ナッド・レンゾー博士はTBSのインタビューに答え、「抗がん剤治療が難しい患者や高齢者もこの治療だとうまくいっている」と答えています。オーストラリアには西郷さんのように前立腺がんの最新治療を受けるために医療ビザで海外から入国するケースがあります。まだ臨床データが少なく効果も明確ではありませんが、患者にとって期待の治療法です。まずは日本で実績ある専門医にご相談されることをお薦めします。『国民のための名医ランキング』では泌尿器の外科医、内科医、放射線医を分けて名医を紹介しています。病院や医師は慎重に選びましょう。

2021.05.21

老化を遅らせる可能性が出てきたNMN物質に注目(最新医療11)

NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)という老化を遅らせる物質が研究されています。研究する今井眞一郎教授(ワシントン大学)よるとまず老化をしる上で重要なのがNAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)という物質です。NADとは生体内で起こる様々な酸化還元反応において、電子の伝達を行う補酵素の一種で特に、好気呼吸や光合成などで重要な役割を果たします。NMNを飲むと、NADという生きていくうえで欠かせない補酵素に変換され、サーチュイン(長生き遺伝子)の働きが活性化されます。NADは老化と共に減少していき、直接的に体内にNADを取り込むことは困難ですが、NMNという物質を投与すことによってNADの減少を遅らせることがわかったということです。マウス実験では糖尿病、アルツハイマー病、心不全などを改善する結果が報告されいます。

2021.05.20

記録的早さの梅雨入り! 腎臓も強烈に働いている

今年の梅雨は、梅雨入りが早く長くなる予想とのことです。この時期、湿度が高く、体内の代謝も悪くなり、体が重く感じる方も多いことでしょう。腎臓は体内の水分調節の要(かなめ)です。あなたの腎臓はいつも人知れず猛烈に働いています。哺乳類は、進化の過程で、海から陸へ環境が大きく変化し、これに対応してきました。空気を取り入れるために進化した肺臓と内部環境を「太古の海」と同じ環境にするために進化した腎臓です。水分不足、塩分不足、カルシウム不足、重力への対抗など、腎臓は身体が過酷な環境変化に耐えうるよう進化しました。

2021.05.17

今日は「高血圧の日」 10人に1人は高血圧が治る可能性あり!

名医ランキング』のため、高血圧について、市原淳弘教授(東京女子医科大学病院 高血圧・内分泌内科)に取材を行ないました。今回のインタビューから「高血圧の患者さんの10 人に1 人くらいは、原因がホルモン異常によるもので、治る可能性がある」ということがわかりました。ほとんどの患者さんが検査を行なわないで治療を開始しているのが現状ですが、高血圧の治療前には、ホルモン検査や動脈硬化のチェックが必須です。

2021.05.11

脳卒中は待ったなし!元気なうちに情報収集『安心の脳動脈瘤治療』

脳卒中発作は待ったなし、自分も家族も人生が一変してしまいます。「脳ドックの検査を受けたいが、しかし、いざ、脳動脈瘤が見つかっても、頭を開いて手術するのは怖い」そんな人に、画期的な新技術の朗報があります。心臓などで使われる、細い管状の器具を足などの血管から挿入して行なう「カテーテル手術」が、脳血管外科の分野でも使われるようになりました。『安心の脳動脈瘤治療』で紹介する最新ステント「フローダイバーター」は、海外での好成績を受け、2015年10月から国内の施設で使用が始まり、臨床データも蓄積されています。多くの症例で未破裂動脈瘤を開頭しないで治療することが可能になりました。

2021.04.29

高額療養費制度(かんたん医療用語5)

日本の場合、医療費は保険証を提示すれば原則3割(小学生から70歳未満の場合)です。しかし、入院や手術などで医療費が一時的に数十万円、数百万円になることがあります。こうした高額な医療費がかかったときでも上限を設けて負担を抑えてくれる制度が高額療養費制度です。上限額は、年齢や所得に応じて定められていて、いくつかの条件を満たすことにより、負担を更に軽減するしくみも設けられています。高額療養費とは、同一月にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。しかし、あとから払い戻されるとはいえ、一時的な支払いは大きな負担になります。医療費が高額になることが事前にわかっている場合には、「限度額適用認定証」を提示する方法が便利です。「限度額適用認定証」を保険証と併せて医療機関等の窓口に提示すると、1ヵ月の窓口での支払いが自己負担限度額までとなります。また、自己負担額は世帯で合算できます(世帯合算)。高額療養費についてのお問い合わせ先は、どの医療保険制度に加入しているかで変わりますのでお持ちの被保険者証で、保険者の名前をご確認下さい。

2021.04.28

腎臓を大切に! 気温上昇、運動不足とのダブルパンチにご注意下さい

熱中症対策は「水分補給だけは欠かしませんでした」という方も多いことでしょう。あなたの腎臓はいつも人知れず猛烈に働いています。腎臓は体内の水分調節の要です。「沈黙の臓器」といわれる腎臓は、もし腎臓機能が落ちても、2~3割なら腎臓が頑張ってくれているのです。歳をとってから夜中にトイレに起きるようになるのはどうしてでしょうか? それは腎臓が弱ってくると効率よく尿を作ることが難しくなり、尿を作る腎臓の働きが夜に持ち越されるためです。健康診断などで、「腎臓の数値が悪い」といわれている方! 特に自覚症状がないからといって対策を立てないと、気が付いた時には、人工透析の一歩手前まで来ていた、なんてことになりかねません。「まだまだ大丈夫だと思うけど、何となく心配」という方、『腎臓病をよく知りともに闘っていく本―腎臓病治療30年以上の専門医だから伝えられる治療に直結する腎臓病の真実』(桜の花出版、岩崎 滋樹  著)がお勧めです。

2021.04.27

がん患者の10年生存率全体で59.4%、国立がん研究センターが公表

国立がん研究センターが、10年生存率を公表しました。10年生存率は全体で59.4%。24万人近くの患者の大規模なデータに基づいた統計は初めてです。前立腺がん以外では、各がんとも、ステージが進むと10年生存率はかなり低下し、早期発見の重要性が改めて感じられました。国立がん研究センターが分析したところ、若い世代では胃がんなど一部のがんで高齢の世代よりも進行した状態でがんが見つかる割合が高かったということです。

2021.04.22

80歳を過ぎたら…、全身を診る老年科の重要性

 GW前の緊急事態宣言の発出をめぐり、ニュースが飛び交っています。そんなニュースの中で、渋谷のボウリング場でボウリングを楽しむ高齢者の方々が映し出されました。「渋谷でボウリングされるお年寄り」…なんだか、ちょっと幸せな気持ちになりました。しかし、ボウリング場の女性代表者のコメントが印象に残りました。高齢者の方が、週に2回、3回、ボウリングを楽しむことで、筋力が維持される、それが無くなることの弊害に配慮があっても良いのではないか。ある常連の方が、外出自粛解除後、車いすで訪ねていらしたとのことです。胸が痛む話でした。

国民のための名医ランキング 2021~2023―いざという時の頼れる医師ガイド 全国名医1045人厳選』では、老年科の分野も取り扱っています。老年科(高齢診療科)では、高齢の方を総合的に診察し、今何を中心に治療していくか、治療方針を立てます。年老いて、転んでばかりいて、だんだん足腰が弱くなって、誤嚥して、肺炎になってまた治って…、どこで診てもらえば良いのか。呼吸器内科でしょうか、心臓も悪いので循環器内科でしょうか、整形外科にも行かないと…という患者さんがいます。80 歳を過ぎていれば、症状別に各科を回るのではなく、老年科、高齢診療科での受診も有効です。がんの治療も、認知症との兼ね合いなど総合的に検討されます。

2021.04.21

がん検診を受けよう

コロナの影響で自治体のがん検診を受ける人が前年より約30%も少なくなっています。日本対がん協会は「がんが進行した状態で発見される可能性もあるので受診を」と呼びかけています。イギリスのBMJ誌(2020年11月4日号掲載)によると、がん治療が4週間遅れるだけで、手術、全身療法、放射線療法の適応となる7つのがんで全体の死亡率が上昇するという報告がされています。人間ドックなどもこれまで通りに受けた方が良いでしょう。女性の方にとっては乳がん検診も重要です。乳がんは女性が最もなりやすいがんで、女性のおよそ9人に1人が罹るということです。厚労省は今後、医師の立ち会いなしでも看護師などによって乳がんの問診を可能にする方針ということです。医師不足の地域などで検診の実施が進むことが期待されています。受診が減っているのはコロナ感染を心配してのことだと思いますが、がんの発見が遅れては本末転倒ですので検診は積極的に受けましょう。

2021.04.15

緑に囲まれて育つと小児の炎症性腸疾患発症リスクが低下(最新医療10)

居住環境の緑地(自然植生)が多いほど小児期に炎症性腸疾患(IBD)を発症するリスクが下がることが、カナダで行われた観察研究で明らかになりました(Am J Gastroenterol誌2月号)。一般に、炎症性腸疾患は、潰瘍性大腸炎とクローン病に分類されます。炎症性腸疾患を患う子どもたちの数は、世界規模で増えています。研究では居住環境の緑地と小児期の炎症性腸疾患との関連に影響し得る要因として、様々な微生物に曝露されるなどの直接的要因や、レクリエーションとしての運動量の増加やストレス軽減といった間接的要因を挙げています。研究者らは身の回りの環境を変えることで小児期のIBD発症を予防できる可能性があるとしています(日経メディカル)。

2021.04.01

国産治療薬にコロナを終息させる可能性

ノーベル賞受賞、大村智博士(北里大学特別栄誉教授)の発見から開発された「イベルメクチン」に注目が集っています。この薬は土壌の微生物から合成して作ったもので、もともとは抗寄生虫薬ですが、コロナ治療・予防薬として特に新興国から目覚ましい効果が報告がされています。イベルメクチンの副作用は極めてまれであり、あっても軽度で、体重50~60キロの人は3ミリグラムの錠剤を3~4錠飲めばよいということです。イベルメクチンは入手しやすく使用しやすいことも有利な点です。現在の課題は有効性を示す信頼できる雑誌の論文がまだ少ないこと、きちんとした臨床試験がまだ行われていない点などがあります。大村教授は治験を行う間にも亡くなる患者がいることを指摘し、特例承認してほしいと提言しています。

2021.03.26

柔道家 古賀稔彦氏を惜しむ

古賀稔彦氏が亡くなったとのニュース、53歳、本当にショックです。特に柔道に詳しくなくても、やや小柄な印象の古賀さんが繰り出す背負い投げ一本勝ちには、柔道の美学を感じました。近年は、相手に柔道着を持たせないという意図か、柔道着が乱れたままで試合を続行するような風景もよく見て、歯がゆく思ったりしていました。古賀氏にはあと30年、40年、後輩を指導して欲しかったと思います。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

2021.03.25

整形外科の名医を探して

首、肩、腰、膝の痛みなど整形の問題を抱えている人は本当に多いです。中には複数の箇所が同時に痛いという方もいます。加齢に伴って身体はどんどん変化していきます。整形に関しては「運動すること、筋肉をつけること」が重要なことは分ってはいますが、痛くて動けないというのも事実です。動かないから筋力が落ちて、余計に痛みが続くという悪循環になってしまいます。何とかこの悪循環を抜け出す方法はないでしょうか。特に高齢な方にとっては転倒・骨折をきっかけに入院生活に入る方が本当に多いです。整形外科は健康寿命を延ばすために大変重要な分野です。もう病院に行っても解決しないとあきらめてはいませんか。長年、整形に問題を抱えている方は一度、専門医にかかることを是非、お勧めします。手術だけではなく、適切な運動方法をアドバイスしてもらえるかもしれません。整形外科の医師といっても、それぞれ得意とする分野があります。例えば膝は膝を専門とするスペシャリストに相談してみるのも一つの方法です。『国民のための名医ランキング』では整形外科の医師を多数掲載しています。さらに整形外科の分野を首・腰、肩・手、股関節、膝・足と細かく分けて掲載しています。医師同士が評価し合い、高い評価を受けた医師のみを掲載しています。是非、ご参考にされてください。

2021.03.19

トップアスリートの証明

昨夜、『89歳、人生なんだってできるのよ!』著者の奥村正子さんが、NHK総合「所さん!大変ですよ」に出演予定だったのですが、あいにく外出自粛解除のニュース特番が急遽入り、3月26日(金) 23:45〜00:57放映になりました。是非ご覧になって下さいね。マスターズベンチプレス大会5度金メダル獲得、90歳現役バリバリの世界チャンピオンです。紀伊國屋書店新宿本店6階にも置いて頂いているのですが、なんと側に置いてある本のアスリートの面々がなかなか壮観!サッカーファンでなくとも知っているルカ・モドリッチの『ルカ・モドリッチ自伝 マイゲーム』から『マラドーナ独白』『ロジャー・フェデラー なぜ頂点に君臨し続けられるのか』『ステフィン・カリー 努力、努力、努力: 自分を証明できるのは、自分だけ』など。

2021.03.18

次世代の食材、大豆ミートの売上好調

温室効果ガスの削減や、世界的な人口増加による、たんぱく質不足の救世主として注目されているのが「大豆ミート」です。日本でも大手スーパーが販売を始め、売上好調だそうです。これまではベジタリアン、ヴィーガンのみが選択していましたが、一般の方も健康志向、価格の低下、味の改良などから現実的な選択肢となりました。スーパーではあえて精肉コーナーの横に大豆ミートを陳列し消費者の反応を見ているということです。また、大手喫茶店チェーンの「コメダ珈琲店」は“100%植物由来”の喫茶店をオープンし、米や大豆使用のバーガーなど提供しています。矢野経済研究所の試算によると、世界での大豆ミート市場規模は、今後10年で現在の7倍、1兆8,000億円以上に膨れ上がるということです。

2021.03.12

未知の感染症にどう対応するのか

新型コロナウイルスの流行は世界の生活を一変させました。日本でもワクチン接種が始まり、この感染症は収束方向へと向かうことが期待されています。2019年に発生した新型コロナウイルス感染症について、世界中で様々な情報が溢れだし、大きな混乱が生じました。どの対応が正しかったのか、間違いだったのか、検証はこれから本格的されるとは思います。一つはっきりしたのは、専門家や政治家に対応を任せっきりになってはいけないということです。結局、この未知のウイルスにどう対応すれば良いかは、各個人が考えて行動するしかなかったというのが正直な実感です。情報の選択、マスクや食料の備蓄、ネット環境の整備などの対策は必須といえるでしょう。今後も起こるパンデミックや自然災害に対して、結局は自己防衛するしかないというのが基本ではないでしょうか。『国民のための名医ランキング』では、医療ガバナンス研究所の理事長、上昌広医師に「次のパンデミックに備えるために」というテーマでインタビューをしています。

2021.03.05

エビデンス(かんたん医療用語4)

コロナ関連のテレビ番組を見ていると医師や専門家が「エビデンス」という言葉を使っているのをよく聞きます。エビデンス(evidence)とは「証拠」「裏付け」「科学的根拠」という意味があります。日本では医療関係で使われることが多いですが、ビジネスや政治の世界でも使われます。もしかしたら、病院で治療法の説明の時に医師がエビデンスと言うかもしれませんので覚えておきたい言葉です。例えば、「有効なエビデンスがある標準治療を薦めます」、または「これはエビデンスがない治療法で~」といった感じです。日本語で「根拠」「証拠」と言うのと同じですが医師はエビデンスという言葉を良く使います。さらにエビデンスを使った言葉として、「EBM」(evidence-based medicine)があります。これは、「科学的根拠に基づく医療」という意味で、医師の経験、知見に頼らず、最新の医学研究の成果や臨床試験データによって確認された有効性を根拠にする医療ということになります。

2021.03.04

AI(人工知能)を使い“がん”発見へ(最新医療9)

AI(人工知能)を使いがんを発見するシステムの開発が進んでいます。国立がん研究センターはNECと共同開発した内視鏡AI診断支援ソフトウェアが医療機器承認されたと発表しました。国立がん研究センター中央病院内視鏡科(科長:斎藤豊、プロジェクト担当:山田真善)に蓄積された画像でトレーニングされたAIを用い、大腸内視鏡検査時に大腸前がん病変及び早期大腸がんをリアルタイムに自動検出することができます。

早期がんは内視鏡検査時に見逃さないことが重要ですが、肉眼での認識が困難な病変や解剖学的死角、医師の技術格差等により24%が見逃されているという報告もあります。また別の報告では、大腸内視鏡検査を受けていたにもかかわらず、後に大腸がんに至るケースが約6%あり、その原因は内視鏡検査時の見逃し(58%)、来院しない(20%)、新規発生(13%)、不十分な内視鏡治療による遺残(9%)が挙げられています。今後、AI技術の進歩によってがんの発見率が向上し、大腸がんの予防、早期発見につながることが期待されています。(国立がん研究センターHPより)

名医1045人掲載、最新版『国民のための名医ランキング2021~2023

2021.02.26

セカンドオピニオン(かんたん医療用語3)

セカンドオピニオンとは主治医とは別の医師に手術、投薬などの治療方針についてアドバイス(第2の意見)をもらう制度です。別の医師から意見をもらい、現在の主治医に戻り治療を受けることを前提に利用するものです。始めから主治医を代えたい、別の病院に移りたい場合は、転院・転医の希望となりセカンドオピニオンではありませんので注意が必要です。

別の医師からの意見を参考にしたいと思っても、主治医との関係悪化を心配して、なかなかセカンドオピニオンを言い出せない場合があると思いますが、命がかかっている手術などは遠慮してはいけません。セカンドオピニオンを申し出て、怒り出したり、不快感を表す主治医ならばその医師は要注意です。名医、一流と言われる医師ほどセカンドオピニオンを推奨しています。ただし、病気の進行具合によっては治療を急いだ方が良い場合もありますので、積極的な決断も必要です。セカンドオピニオンは保険適応外ですので、全額自己負担です。病院によって異なりますが、時間制で費用が決まっているところが多いようです。ただ漫然と現在の治療法について聞くのではなく、自分の疑問点をはっきりしておくことがポイントです。『国民のための名医ランキング』はセカンドオピニオンに最適と思われる経験豊富な医師が多数、掲載されています。ぜひ、参考にされてください。

2021.02.18

仮想現実(最新医療8)

仮想現実(VR)、拡張現実(AR)、複合現実(MR)などの言葉を聞くようになりました。主にゲームの世界で使われているこの最新技術が医療で活用されはじめています。この分野の第一人者である、杉本 真樹医師は手術ナビゲーションシステム、3Dプリンターによる臓器造形など医療分野での先端技術開発を行っており注目されています。仮想現実と拡張現実を融合させた「複合現実(MR)」によって今後の手術は大きく変わることが予想されています。手術では患者の臓器の3D画像をリアルタイムで確認しながら、実際の患者の臓器にメスを入れていきます。3D画像でメスを入れるべき場所や順序を正確に把握しながら、実際の手術を進めていくことができる革新的なシステムです。これまで、熟練した名医たちしか不可能だった高度な手術が、誰もが安全に受けられる時代がくるかもしれません。今後、さらに注目されていく分野です。

2021.02.12

新型コロナワクチン第一便が日本到着

新型コロナワクチン第一便(ファイザー社製)がベルギーから到着しました。気が早いのですが、次のような方法で接種を受けることになるそうです。厚生労働省ホームページより引用すると、(1)接種の時期より前に、市町村から「接種券」と「新型コロナワクチン接種のお知らせ」が届きます。(2) ご自身が接種可能な時期が来たことをご確認ください。(3) ワクチンを受けることができる医療機関や接種会場をお探しください。(4) 電話やインターネットで予約をしてください。(5) ワクチンを受ける際には、市町村より郵送される「接種券」と「本人確認書類(運転免許証、健康保険証など)」を必ずお持ちになってください。なお、接種費用は全額公費(無料)で接種出来ます。とあります。

2021.02.11

紹介状(かんたん医療用語2)

正式には「診療情報提供書」といい、紹介先の診療科や医療機関宛に患者情報を伝えるものです。紹介状には病状や既往歴、検査結果などが記載されており、かかりつけ医と大病院・専門病院との連携がスムーズにされるというメリットがあります。また、紹介状があることによって地域のかかりつけ医に専門的診療の必要性を選別してもらうことが可能になり、大病院・専門病院に患者が集中することを避けられます。大きな病院では「紹介状をお持ちですか」と聞かれると思います。紹介状がないと一から問診や検査が必要となり、余分な時間と費用がかかりますので、2016年の4月からは選定療養費として特別料金を診察料とは別に支払うことが義務付けられました。病院によっては紹介状がない場合は受診を断られることもあります。希望する病院・医師がはっきりしている場合は遠慮することなく、かかりつけ医に病院・医師名を伝え、紹介状を書いてもらいましょう。紹介状を書くことをためらう医師がいればその医師には見切りをつけて、別な医師に頼みましょう。また、普段から自分の検査データなどは自己管理しておくと良いでしょう。緊急時など紹介状がもらえなくても、いざという時に必ず役に立ちます。

名医1045人掲載、最新版『国民のための名医ランキング2021~2023

2021.01.21

重粒子線治療(最新医療7)

がんに対する三大療法は外科手術・化学療法・放射線治療です。このうち放射線療法の種類は光子線のX線、ガンマ線治療に加え、粒子線の陽子線、重粒子線、ホウ素中性子補足療法があります。今回は重粒子線治療についてのお話です。重粒子線治療の特徴はからだの深いところにある、がんのみを集中的に照射できる点です。また、他の放射線治療に比べ、短期間での治療が可能です。手術に比べて根治性は劣るとされていますが、身体への負担が少なく、他の放射線と比べてサイズが大きい腫瘍に対しても短期間の治療が可能とされています。現在、保険適応となっている疾患は頭頸腫瘍・涙腺がん(口腔・咽喉頭の扁平上皮がんを除く)、脈絡膜悪性黒色腫、切除非適応骨軟部腫瘍(肉腫)、局所前立腺がん・局所進行前立腺がんです。その他、先進医療(患者負担 314万円)の対象は食道、膵臓、腎、婦人科、肝臓、大腸です。また、ステージII~III食道がんの術前照射、ステージ0または1の乳がんの臨床試験が始まっています(放医研HPより)。重粒子線治療は放射線治療の中でも特に注目されている分野です。詳しくは国内6箇所の重粒子施設にご相談ください。

名医1045人掲載、最新版『国民のための名医ランキング2021~2023

2021.01.14

緊急事態宣言でも医療機関の受診は控えないでほしいと厚労省が呼びかけ

厚労省は「コロナ禍でも必要な受診を」として次の4つの注意喚起をしています。

1、過度な受診控えは健康上のリスクを高めてしまう可能性があります。

2、コロナ禍でも健診や持病の治療、お子さまの予防接種などの健康管理は重要です。

3、医療機関や健診会場では、換気や消毒でしっかりと感染予防対策をしています。

4、健康に不安がある時は、まずはかかりつけ医・かかりつけ歯科医に相談しましょう。

特に乳幼児の予防接種やがん検診を予定どおり受けるよう呼びかけています。また、献血に協力する人が減少するのおそれが生じており、医療体制を維持するために継続して献血が行われるよう、都道府県に協力を求めています。

イギリスのBMJ誌(2020年11月4日号掲載)によると、がん治療が4週間遅れるだけで、手術、全身療法、放射線療法の適応となる7つのがんで全体の死亡率が上昇するという報告がされています。

厚労省は「医療機関や健診会場では消毒や換気などの感染対策が徹底されている。コロナ禍であっても自分の判断で受診などを控えず、かかりつけの医師にも相談して、適切な医療を受けてほしい」としています。

名医1045人掲載、最新版『国民のための名医ランキング2021~2023

2021.01.07

先進医療(かんたん医療用語1)

先進医療とは、公的医療保険の対象にするかを評価する段階の治療法のことで、厚生労働省が定める高度な医療技術を用いた治療のことです。先進医療は、健康保険の診療のレベルを超えると指定したものが先進医療にあたり、その技術料は全額自己負担になります。ただし、公的医療保険との併用も認められていますので、診察や検査、投薬、入院費用など、保険診療時の治療と共通する部分は、健康保険の対象となります。例えば、重粒子線治療は、2016年4月から骨軟部がん(切除非適応の骨軟部腫瘍)、2018年4月から前立腺がんと頭頸部がん(口腔・咽喉頭の扁平上皮がんを除く)について、公的医療保険が適用されました。それ以外の治療については、先進医療として継続されています。万が一の場合も安心して治療を受けられるように、先進医療をカバーしてくれる保障への加入がおすすめです。

名医1045人掲載、最新版『国民のための名医ランキング2021~2023

2020.12.25

医療崩壊の危機に直面して、望む抜本的な医療制度改革

ニュースで必死に働いている医療関係者の姿を見ると胸が痛みます。しかし、待てよ、と。全国の感染者数や重症者数が最多を更新していますが、それでも、その数は世界と比べればケタ違いに少ないわけです。なのに、なぜ日本の医療現場は崩壊の危機に直面しているのでしょうか? コロナウイルス感染症のレベル指定が間違っているとか、云々言われています。そもそも、コロナ前でも、病院は満床で、患者さんは空きを待っている、または、満床にして回さないと病院は利益が出ないとも言われていました。日本の医療体制には、抜本的問題があるというか、システムエラーがあるとしか思えません。これを機会に、日本の医療制度は、大きな改善が必要ではないかと感じています。この難局に皆が真面目に努力していることが、明日の大きな改善につながるよう願います。

2020.12.03

総合診療専門医(最新医療6)

全身の病気を総合的に診る「総合診療科」に注目が集まっています。原因不明の病気や複数の病気を抱えている時に頼りになるのが総合診療専門医です。総合病院や大学病院に行くと、数多くの診療科がありますが、自分はどこに行ったら良いか分からない場合があります。例えば、「腰が痛いので整形外科に行ったが、痛みの原因がはっきりしない。内臓系の病気ではないかと思い消化器内科に行ったがこれも問題がない」。または、「高齢者で複数の病気を抱えているので、総合的に診てもらいたい」という場合があります。このような時には総合診療科に行くことをお薦めします。全身の病気を総合的に診て、不調の原因を探ります。長年、原因不明の病気に悩む患者が総合診療専門医によって病気が特定できたということがあります。総合診療の訓練を受けた専門医数はまだ少ないですが、セカンドオピニオンとして相談を受け付けている医師がいます。『国民のための名医ランキング』では総合診内科に注目して、積極的に取り上げています。巻頭では総合診療の名医、竹村洋典医師のインタビューを掲載しています。

2020.11.20

暫く病院に行けない、行きたくないあなたへ

新型コロナウイルス感染者数急増で医療崩壊が取り沙汰されています。脳卒中や心不全などに対する救急医療や通常診療に悪影響が出ているとのことです。この一年、明日にも我が身が、家族が感染するかもと、患者数の増減に一喜一憂してきました。その一方で、自粛、ストレスからくる運動不足や食べ過ぎは、後からじわじわと多くの病気を引き起こしてくる可能性が示唆されています。高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症などの生活習慣病や、それに伴い、脳卒中や脳梗塞などの脳疾患、心筋梗塞や狭心症などの心臓疾患、脂肪肝や肝硬変、整形外科系の疾患など数えきれないくらいあります。かといって、多分しばらく病院には行きたくない、または今はちょっと行けないという気持ちでしょう。しかし、感染はしなかったけど…といったことにならないためにお勧めなのが、日本赤十字社医療センター著『健康な100歳をめざして―予防と治療法を現役医師が解説!』です。

2020.11.19

米グーグル、日本向けにAI活用コロナ感染予想公開

 米グーグルが、日本向けに人工知能(AI)を活用した新型コロナウイルス感染者の予測情報の提供を始めました。陽性者数、入院患者数などを都道府県ごとに示したサイトは一般に公開され、医療機関や行政機関に役立ててもらう目的とのことです。日本全体の今月15日~12月12日の陽性者数予想は5万3321人。これまでの感染者数が12万3544人(11月18日深夜までNHKまとめ)ですから、かなりの大幅アップです。今日、東京都の感染者数は、初の500人超えになりました。

2020.11.19

脊髄損傷に再生治療(最新医療5)

これまで事故やスポーツなどで脊髄を損傷すると、神経の機能を回復させるのは難しいとされ、手術やリハビリ以外に有効な治療法がありませんでした。脊髄損傷は国内では年間5千人が新たになり、患者は10万人いるとされています。脊髄損傷は治らないとされてきましたが、この状況が大きく変わるかもしれません。札幌医科大学が開発を主導した、再生医療製品「ステミラック注」が、厚生労働省に承認されました。治療方法は骨髄液を採取、「間葉系幹細胞」を培養して、点滴します。これによってベッドで寝たきり状態だった患者が自立して歩行する例がテレビで紹介されました。「ステミラック注」は、通常の保険診療の対象となり、高額療養費制度を受けることができます。治療を希望される場合、適格基準がありますのが、患者にとって画期的な治療法になる可能性があります。脊髄損傷の他、脳梗塞の治験も始まっています。これまで不可能だった病気に対して新たな治療が次々と研究されています。

2020.11.13

香港政府が民主派議員の資格失効、9割超効果コロナワクチン、コロナ第3波

ここ1週間で印象に残ったニュースBest3です。毎日のニュースの中で、どれが将来重要なニュースになるのか? 香港政府が民主派の議員4人の資格を失効させたことに、欧米各国は中国への批判を表明しました。しかし、報道のされ方はバイデン氏への各国首脳の祝意表明よりはいささか地味に映ります。米ファイザー社が、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、臨床試験(治験)参加者の感染予防で「9割超の有効性」を確認できたと発表しました。トランプ米大統領は、もう早く発表してくれていたら…と表明していましたね。日本では「コロナ第3波」報道。早速、病院では面会禁止の対応をした病院もあり、心痛みます。

2020.11.12

AIを活用した画像診断(最新医療4)

 AI(人工知能)を医療に生かす試みが急速に進んでいます。予防、診断、治療の様々な分野でAIの活用が期待されていますが、実用化にもっとも近いと言われるのが、画像診断の分野です。数年内には画像診断医よりもAIのほうが高精度で診断可能になるとさえ言われています。国内ではオリンパス社が内視鏡画像用のソフト「EndoBRAINR(エンドブレイン)」を発売しています。このソフトは内視鏡分野において国内で初めて薬事承認を取得したAI製品です。検査中にリアルタイムで「腫瘍性ポリープ」、または「非腫瘍性ポリープ」の可能性を数値として出し、医師の診断をサポートします。

その他に、エルピクセル社はMRA画像データからAIが動脈瘤を見つけるAI診断ソフトを発売しました。脳動脈瘤を見つける割合は医師より高いとされています。全ての診断をAIに任せるのではなく、経験のある医師の目と見落としが少ないAIが協力して診断していくことで、質が高い医療を提供できるようになると考えられています。今後はさらに肺、肝臓、乳房のがんなどを対象にしたAI診断ソフトの開発が期待されています。

2020.11.05

がん・生殖医療(最新医療3)

「がんを克服して子供を持ちたい」。男女を問わず若くしてがんにかかっても子供を持ちたいと考える患者が多くいます。40歳までにがんにかかる人は年間約2万人です。しかし、抗がん剤治療や放射線治療の副作用で不妊になるおそれがあります。こうした妊孕性(妊娠可能性)の温存を考える若い世代(思春期・若年世代)のがん患者に対して、精子や卵子を凍結保存する方法があります。凍結保存によって将来に子供が持てる可能性を残せます。これまで全額自費のため、高額な費用がネックとなっていました。厚労省によれば経済的支援があれば年間7000人が凍結を希望するという試算があります。政府は現在、不妊治療について保険拡大の方針を示していますが、凍結保存についても何らかの支援が必要という意見が出ています。がん・生殖医療は若い世代のがん患者にとって希望が持てる医療技術といえるでしょう。『国民のための名医ランキング』では、がん・生殖医療の中心的な役割を担う医師を掲載しています。ぜひ、参考にされてください。

2020.10.29

がんゲノム医療(最新医療2)

 がんゲノム医療に注目が集まっています。がんゲノム医療は、がんの原因となる遺伝子の異常を調べて「がんの性格」を知ることがまずは第一段階です。その遺伝子異常に対して「どういう治療(薬)が良いか」を提案していきます。これまでの薬物治療は臓器別に行ってきました。肺がんには肺がんの薬という具合です。しかし、がんの原因になっている遺伝子を調べると、肺がんの治療薬が実は乳がんにも使えるという可能性が出てきました。臓器ではなく、遺伝子をターゲットにするという考えです。現在、がんゲノム医療は標準治療がない、または終了したなどの条件を満たす場合に行われています。今後はがんの初期段階、また未発症の段階での発がんリスク検査への適応が期待されます。世界的な遺伝子のデータベース化によって、より精度の高いゲノム医療が実施される日も近いということです。『国民のための名医ランキング2021-2023』では、がんゲノム医療について、慶應大学病院の西原広史教授にインタビューして分かりやすく解説をしてもらいました。今後注目される画期的な治療法です。

2020.10.23

未知の臓器発見『第四の唾液線』

がん細胞の研究中に偶然に発見!最新の映像化技術で頭部をスキャンした結果、これまでの技術では認識不可能であった新たな「唾液腺」が発見されたとのことです。MRIやCTで、体のすみずみまで分かるようになった気になっていましたが、まだまだ人体は未知の領域だったのですね。発見された臓器は3.9㎝、結構大きく、頭部で新発見というのが驚きです。人体には舌下・喉・耳の下側の3カ所に唾液腺がありますが、新たに発見された唾液腺は、鼻腔と喉の接合部分にあり唾液を分泌し、喉や口を潤しのみこみをスムーズに行なう機能があるようです。

2020.10.21

名医にかかるときは

 先日、『国民のための名医ランキング2021~2023』に掲載されている歯科へ行ってきました。数年前は、どこに行けばよいのかわからず、大学病院に行ったことがあるのですが、いまの時期はコロナ対策で急患以外はかかれない状況になっていたので、名医ランキングを参考に選びました。

検査を主にしてもらい、感じもよく、説明も丁寧でこちらの希望もいろいろと話せました。

帰り道で「もう一つ相談しておけばよかった」ということを思い出し、医者にかかる前に気になることをリストアップしておけばよかったなあと少し反省しました。病院を選んで病院に行くまでの過程に気が行きがちですが、こういうことも意外と大事だったりします。『国民のための名医ランキング2021~2023』には病院の上手なかかり方も載っていますので、名医にかかる際は心残りがないように、是非参考にしていただきたいです。

2020.10.08

ホウ素中性子捕捉療法(最新医療1)

2020年6月から「切除不能な局所進行又は局所再発の頭頸部がん」について、「ホウ素中性子捕捉療法」の保険診療が開始されました。ホウ素中性子捕捉療法は、がん細胞に選択的に取り込まれたホウ素が中性子を捕捉することにより引き起こされる核分裂反応を利用する治療法です。正常細胞にほとんど損傷を与えず、がん細胞を選択的に破壊することができます。得意な症例は、皮膚から浅い部位にある、手術でがんを取り切ったとしてもがんが周囲の正常組織に浸潤しており、再発を起こしやすい腫瘍です。具体的には悪性脳腫瘍や、周囲に浸潤しやすい種類の頭頸部腫瘍です。再発悪性脳腫瘍については、まだ治験段階ですが、近い将来診療可能となると期待されています。『国民のための名医ランキング2021-2023』では、ホウ素中性子捕捉療法について、京都大学複合原子力科学研究所の鈴木実教授にインタビューして分かりやすく解説をしてもらいました。今後注目される画期的な治療法です。

2020.10.02

日本で世界初、がん光免疫療法承認、新時代到来

がん光免疫療法の新薬アキャルックスが、厚生労働省から製造販売承認を取得したと楽天メディカルが発表しました。いよいよがん治療新時代が始まった!と心躍る気持ちです。治療効果が高く、正常な組織にはほとんど影響がないという『がん光免疫療法』は、患者さんにとって大きな奇跡的朗報です。この治療法の発案者は小林久隆先生、長年アメリカ国立衛生研究所で研究されている日本人です。

楽天メディカルジャパンが開発した同薬は、2019年に先駆け審査指定制度対象品目の指定を受け、2020年3月に条件付き早期承認制度の下で承認申請されていました。異例とも言える速さで、このほど世界で初めて承認されました。この治療法の特徴は、体内の免疫機能である抗原抗体反応を、光を当てることで患部でのみ限定的に行い、非常に効率的にがん殺傷ができることです。さらに、殺傷して細かくなったがん細胞を、免疫細胞が取り込み、がんの情報をゲットした免疫細胞によるがん攻撃力もアップするという多角的な治療法です。今回の承認は頭頚部がんですが、将来的にはがんの8割~9割のがんに有効との予測で、がんが痛みを伴わず治せる時代に手が届きそうです。

2020.09.25

人生を決める主治医・病院選び

 『国民のための名医ランキング』は健康をテーマにしています。しかし、誰にも必ずやってくる、病と死にも真正面から向き合っています。自分はどこで死を迎えるのが幸せなのか。大変、難しいですが避けて通れない問題です。多くの人は自宅で静かに亡くなることを理想とするのでしょうか? 1951年の統計では自宅で亡くなる人は82.5%だったのに、2017年では13.2%となっています。現代では74.8%の人が医療機関で亡くなっています。これはご本人だけではなく、家族の負担も考えなければなりません。現実的なパターンとして、何らかの病気で入院、そのまま死を迎えることが多いと思います。そこで病院選びが重要になってきます。腕の良い主治医と相性の良い病院を見つけることは人生の幸福度を大きく上げます。急に病気になったり、入院となると病院や医師を選んでいる時間はありません。普段から良い医師・病院の情報を手にいれ、つながりを持っておくことが大切です。『国民のための名医ランキング』はその参考になります。本書は唯の医師紹介本ではありません。人に必ず訪れる、病と死を本書「おわりに」では真正面から、肯定的に捉えています。皆様がご自分に合った名医と病院に出逢うことができますよう願っています。

2020.09.18

健康な100歳をめざして

 厚生労働省が、「全国の100歳以上の高齢者は過去最多の8万450人となり、初めて8万人を超えた」と発表しました。100歳以上の高齢者は、調査開始時の1963年に153人。1981年に1000人超え、1998年に1万人を超えました。すごい伸び率です。ただ、健康な100歳の方ばかりでなく、認知症など介護が必要な人口が増えて早急の対策が必要とされています。日本赤十字社医療センター初のオリジナル書籍『健康な100歳をめざして―予防と治療法を現役医師が解説!』では、健!康!な!100歳を迎えるために、健康長寿を延ばすためのポイントを網羅しています。

2020.09.17

かかりつけ医を持とう

かかりつけ医という言葉を聞いたことがあるでしょうか。日本医師会によれば「健康に関することを何でも相談でき、必要な時は専門の医療機関を紹介してくれる身近にいて頼りになる医師のこと」をかかりつけ医と呼んでいます。普段から自分の健康状態、持病、家族歴などを知っている、かかりつけ医が近所にいてくれることは安心につながります。重い症状や病気によってはさらに精密な検査で、大学病院など大きな病院に行かなければならない時があります。大病院では「紹介状」が必要と言われることが多いのですが、これをかかりつけ医が書いてくれます。いきなり病院に駆け込むと「紹介状」がないと断られたり、「選定療養費」と言って特別料金がかかります。しかし、紹介状があれば「選定療養費」はかかりませんし、予約もスムーズです。

紹介状には、疑われる病名、治療経過、投薬内容など重要な情報が含まれています。これらの医療情報を一番よく知っているのが近所のかかりつけ医ということになります。近所で家族が通えて、親身になってくれ、経験もある。そんなかかりつけ医が理想ではないでしょうか。『国民のための名医ランキング』では内科医を充実させています。まだまだ、少ないですが大都市以外の地域も掲載しています。皆様がご自身に合った、かかりつけ医にめぐり合うことができることを願っております。

2020.08.28

自分の身体を信じる

 『国民のための名医ランキング』の取材をしていると、名医と呼ばれる医師に共通項があることがわかってきます。それぞれ分野は違っても、病気・治療に関する姿勢にはっきりと名医であると感じるものがあります。これは医師や病院を選ぶ上で重要な点なので是非、参考にされてください。①患者に病気や治療法をよく説明をしてくれること(正直・親切・丁寧であること)、②判断・治療を急がないこと(緊急の判断も的確)、③症例数が一定以上あること、④他の医師に相談するセカンドオピニオンを嫌がらないこと、⑤地元の評判が良いこと、⑥他の治療法・選択肢を完全否定しないことなどです。

誰でも突然、病気を宣告されると気持ちもあせってきます。そんな時に何げなく行った病院で手術を勧められてという話をよくあります。今すぐに決めないと手術のスケジュールが取れないと言われたことがあります。そんなときは一度、立ち止まって「家族と相談します」などと言って時間をおき冷静になりましょう。手術を受けて一発完治という場合もありますが、かえって悪くなったと感じる例もあります。編集部でも整形外科分野で手術を勧められましたが、リハビリと鍼灸で持ちこたえたという体験があります。人間の身体には解明されていない不思議な自然治癒力があると実感します。名医の冷静な判断と自分の身体を信じきること、両方が大切ではないでしょうか。

2020.08.26

名医ランキングの参考情報

最新版の名医ランキングには、「ランキングされている医師の病院には遠くて行けない」という患者さんのための北海道、東北、四国、九州を中心とする医師情報も掲載されています。最初から名医にかかることがとても重要ではあるのですが、お一人お一人にとってより良い選択ができるよう参考にして頂ければと思います。

また、疾患別に治療数の多い病院を知るための指標の一つとして、厚生労働省が公表している「DPC導入の影響評価に係る調査」の集計結果もご紹介しています。こちらも参考情報としてご利用下さい。

主治医以外の医師の意見や他の治療法などを検討された上で、多くの皆さまにとって納得のいく治療を受ける手助けとなれば幸いです。

2020.08.21

最大リスクは認知症悪化か、新型コロナ感染か

岩手県のある介護施設に入っている知人は、新型コロナウイルス感染を回避するために、全く外出が出来ないそうです。散歩さえ禁止の監禁状態です。介護されている方々も、断腸の思いだと思います。岩手県内の全感染者数が7人だったかと思いますが、感染者が少なかったとしても、感染に対する恐れは感染者が少ないだけに大きいのかもしれません。感染した人を非難するような風潮は厳に慎まなければならないと感じました。

2020.08.13

最新刊『国民のための名医ランキング2021~2023』発売!

国民のための名医ランキング2021~2023』が発売されます。オールカラーで大変見やすく、電子書籍も同時発売です。皆様のお陰でやっと発売を迎えることができました。約3年間、取材・調査をした情報を凝縮し、全500ページを超しました。医師・病院によって診断・治療結果は違うことがあります。しかし、何を手がかりに探してよいかわかりません。この本は医師や病院を選択するための参考になります。また、セカンドオピニオンの医師を探している方にも最適です。経験豊富な名医が多数掲載されています。一家に1冊あると安心な本を目指し、全身の病気34分野を網羅しています。いざという時に頼れる全国名医1045名を掲載。2020年8月16日、全国一斉発売です。

2020.08.06

名医との出逢い

皆さんはどうやって医師や病院を選んでいますか。まずは近くの病院だから、通い慣れた病院だからという方が多いと思います。特に意識せず流れのままに病院に通い、良い医師とめぐりあうことができたら大変幸運です。身近に信頼できる医師や病院があることは何よりも安心につながります。または「がん」など手術が必要な大病に罹り、遠くの病院まで医師を探しているという方もいます。どちら場合も最終的には一人の主治医にたどり着くことになります。時にその主治医は自分の人生を決定づける「運命の人」になります。「どの医師でも同じだ」と思っても意外なほど、医師によって治療方針や技量が変わってきます。方針や技量が違えば当然、結果も変わってきます。やはり自分の人生は自分で選択するという積極的な気持ちで医師との出逢いを大切にしたいものです。

日本では大変有難いことに医師・治療法を「選択する」ということが可能です。辛抱強く探すことによって名医に出逢い、納得できる治療を受けることができます。その第一段階として本やネットで、名医や治療法を検索して情報を集め、参考とするのは有効な方法です。治療を成功させるためにはいかに早く、有益な情報を得るかが決定的です。最適な医師を探している方にとって、『国民のための名医ランキング』がその手がかりとなれば幸いです。最新刊は2020年8月16日発売です。

2020.07.30

健康は永遠のテーマ

新型コロナウイルスについて、毎日、情報が溢れています。専門家の分析、最新情報は常に変化をしていて、様々見解が報道されています。世界中が何が正しいか、何が適切なのかを模索しています。情報が多いがゆえに、何を頼りにすれば良いか迷いますが、自分でよく考えて選択していく必要を感じます。

病気の治療についても同様で、本当に有益な情報をいかに早く手にするかが重要になってきます。皆さんも経験があると思いますが、医師・病院によって治療・診断結果は変わってくる場合がありますので慎重に選びたいものです。各分野の名医を検索したい方はまず『国民のための名医ランキング』を参考にされてください。そして医師やご家族とよく話し合いの上、積極的にご自身が納得できる医師や治療法をお選びください。最新版は2020年8月16日発売です。

2020.07.17

コロナ時代の受診 どこまでが不要不急?

 新型コロナウイルス流行で、歯科受診が延び延びになっています。今、特に痛みがあるわけではなく緊急性はないのですが(と思っていますが)、歯石もしばらく取っていない、歯周病も気になるところです。新型コロナウイルス感染で「東京リスク」が叫ばれるようになり、Go To トラベルのキャンペーンから東京は外されました。どのタイミングで歯医者に行ったらいいのか?、予約しない自分に「外出自粛に協力する」と言い訳しています。既に定期受診している治療は良いのですが、後回しにしている新規受診は、いずれ自分にツケが回ってきそうです。ちなみに、4月に予定していた人間ドックは、10月に延期になりました。内視鏡学会からしばらく中止の通達があったとかで、予約していた病院からやんわり延期を勧められました。あの4月の渦中に人間ドックは流石に行けませんでした。高血圧、狭心症、糖尿病など、人間ドックで要チェックが入った皆さんは、どうしているのでしょうか?

2020.07.16

日本は本当に医療先進国?

日本は世界トップレベルの医療を受けることができる国と言われています。『国民皆保険制度』のお陰で保険証一枚あれば、誰もが平等に高度な医療を受けることができます。大変有難い国と改めて思います。最近は医療ツーリズムといって、特に中国から多くの方が検査・治療に来ています。それだけ基礎として日本に医療が進んでいるということだと思います。

一方で『国民のための名医ランキング』の取材をしていて、あれ?と思うことが多くなりました。それは、はたして日本は医療先進国なのかという問題です。何人かの医師から、日本は先端医療の分野で既に遅れをとっているという指摘があります。例えば、話題になるのはゲノム医療、放射線治療、ロボット手術などです。医療の安全性と新たな分野への積極的な挑戦。両立は難しいですが、気づいたら日本の医療は後進国になっていたということにもなりかねません。取材を続けたいと思います。最新版『国民のための名医ランキング2021~2023』は2020年8月16日発売です。

2020.07.15

植物の体内時計

気温の寒暖差がめまぐるしく感じられる今日この頃です。前日から5℃以上の気温の変化があると、疲労が蓄積されやすくなるといわれているので注意が必要かもしれません。

健康には生活リズムの乱れが大敵とよく言われます。本当に人間の体というのはよくできているな、と思っていたのですが、それは人間だけではなかったようです。

この時期花を見かけるようになる「アサガオ」は、日が沈んでから(暗くなってから)の時間を自分で計り、およそ10時間後に花を咲かせるのだそうです。だから、暗くなる前に室内で光をしばらく当てると、翌朝「朝寝坊」するのだとか。まるで人間みたいです!また、気温が低くなると早く咲くようになり、季節の変化に対応する力があるということです。

野生の生命力を見習いたいな!と思います。

2020.07.12

前向き思考でアレルギー改善

 産経新聞の記事で、前向き思考でアレルギー症状が改善したというニュースを読みました。前向きな気持ちが花粉症などのアレルギー症状を改善させるという研究結果を山梨大の中尾篤人教授(免疫学)らの研究グループが発表し、欧州アレルギー学会誌「アレルギー」のオンライン版に掲載されたということです。「病は気から」というのは、経験的に実感しますし、また東洋医学的には古くからいわれています。

2020.07.02

最新版『国民のための名医ランキング2021~2023』の発売日決定!

 『国民のための名医ランキング2021~2023』の発売日が2020年8月16日に決まりました。全国1045名、全34分野の名医を掲載しています。がん、心疾患、脳卒中といった病気から、生活習慣病、糖尿病、高血圧、眼科、耳鼻科、整形外科、感染症など全身の病気を扱っています。さらには全国の感染症専門医名簿、参考となる全国病院情報も掲載しています。スぺシャルインタビューとして4人の医師も登場します。

本書の取材・調査には約3年間かかり、情報量は過去最大になりました。もしもの時のために一家に一冊あると安心する本です。8月16日の発売までもうしばらくお待ちください。

2020.06.25

セカンドオピニオンの上手な利用法

主治医の治療方針について、別な医師の見解を聞くことを「セカンドオピニオン」と言います。病気がわかってから、あっという間に手術日が決まってしまい、気持ちの整理がつかない方もおられると思います。一度、立ち止まって、他に選択肢はないのかを冷静に考えてみましょう。言いづらいとは思いますが、家族などに同席してもらい、「セカンドオピニオンを受けたいのですが」と率直に相談してみましょう。もし、その時に主治医が不快感を示したり、怒り出すようならばその医師は要注意です。名医ほどセカンドオピニオンを推奨しています。

ただ漫然と受けるのではなく、あらかじめ聞きたいことを整理して、何を聞きたいかはっきりさせておくとよいでしょう。セカンドオピニオンは予約制で、紹介状や検査結果などの診断情報が必要です。詳しくは各病院にお問い合わせください。ただし、病状によっては治療を急ぐべきという場合もあります。無意味に複数の医師を受診し続ける「ドクターショッピング」は避けるべきです。セカンドオピニオンを探す方は『国民のための名医ランキング』を参考にされてください。経験豊富な名医が多数掲載されています。最新版は2020年夏頃の発売予定です。

2020.06.24

「粗食」より「食べて動け!」

5年ぶりに改訂された「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」では男女全世代の1日当たりのたんぱく質維持必要量を増やすように変更されました。とくに女性は20~50歳代で「やせ」の人(BMIが18.5未満)が10%を超えており、20歳代では21.7%と、不必要なダイエットなどが背景にあるとされています。女性はこれまで以上にしっかりたんぱく質をとるようにしたいものです。『わがままに老い支度 - いずれ来る孤独への30の提案』でも、健康長寿には、いわゆる「粗食」よりも「しっかり食べてしっかり動く!」ことが推奨されています。すこし意外な発想ですが、実践すると、食べると力が出る!と納得です!

2020.06.19

新型コロナ対策「集団免疫作戦」のスウェーデンに異変

 スウェーデンは、国民に大規模な外出自粛を求めず、徐々に集団免疫を獲得するという方針を取ってきました。6月に入り、感染者の比率は他の北欧諸国に比べはるかに高く、死亡率は世界最悪の部類に入るとのニュースが報じられました。各国で、國土の広さや人口密度、年齢層、医療状況など違い、一律にこの方法が適していると言えませんが、スウェーデンが新型コロナウイルス対策に成功すれば、経済的ダメージを最小限にして人命も守るというモデルケースになったはずです。しかし、どの時点なら各国の対策に評価を下せるのか、難しいところです。

2020.06.18

整形外科の名医

整形外科の名医を探している方は大変多いです。首、肩、腰、股関節、膝などの痛みや不調を抱えながら、日常生活を送っている方にとって医師・病院探しは切実な問題です。もう半分あきらめているという方もいるかもしれません。同じ病院に通っていても、症状が改善しない方は一度、医師・病院を変えてみるのも一つの方法です。検査は同じでも、その診断や治療方針は医師によって変わってきます。手術が必要と言われたり、手術せずにしばらく様子を見ましょうという場合もあります。薬についても医師によって処方が変わります。よほど緊急でない限り、手術など治療を焦ってはいけません。一度、立ち止まって家族などとよく話し合う機会を持ちましょう。

整形外科の名医は専門がはっきりと分かれています。腰は腰を得意とする医師、膝は膝を専門とする名医という風に探しましょう。問題はその名医をどう探すかです。ネットなど情報は有効なものもありますが、宣伝・広告という場合もありますので注意が必要です。『国民のための名医ランキング』は、経験豊富な医師に直接取材・数多く調査をして、広告を一切取らずに出版をしています。整形外科の名医は地元の口コミ、評判から探すことが有効な方法ですが、『国民のための名医ランキング』も参考にされることをお勧めします。最新版は2020年夏頃の発売予定です。

2020.06.17

季節ごとのリフレッシュ法

蒸し暑い日が増えてきましたが、朝夕の涼しい時間帯は気持ちが良いですね。

夕方に住宅街を歩いていたら、夏の初めの独特の香りがして季節がめぐっているのを感じました。どこからか、夕飯の準備の匂いもしてきました。

ふと子どもの頃の外遊びからの帰り道にいるような、素朴で伸びやかな感覚を思い出し、ちょっとしたリフレッシュになりました。

嗅覚は、五感の中でも脳と直接的な関係にあり、記憶と結びつきやすいといいます。

細胞美人になるコツ集めました」には科学的に心身によいといわれる27の改善法も収録しています。「好きな香りを嗅ぐ」もそのひとつ。人それぞれいろいろなリフレッシュ方法があると思いますが、読んでいるとその引出しも広がりそうです。

暑さが厳しくなる前のひとときに、ぜひご一読下さい。

2020.06.11

名医を探し求めて

「名医」の定義とは何でしょうか。また、医師に「ランキング」をつけることは可能でしょうか。これはとても難しい問題です。難しいことだとわかっていますが『国民のための名医ランキング』ではこれを問い続けています。約11年間、いわゆる名医といわれる医師を数多く調査、取材をしてきました。名医を探し求め、その定義を医師や患者さんと共に考えながら、全国を巡り取材しています。これまで多くの医師・病院から情報提供にご協力を頂いております。これらの貴重な情報は誰のものでもなく、「国民」の財産と考えて、本書の制作に生かしています。それゆえ本書は『国民のための名医ランキング』というタイトルをつけています。調査・取材に大変な労力と時間がかかるために毎年は出版できません。前回版から約3年間かけた最新版は、2020年夏頃に発売を予定しています。今しばらくお待ちください。

2020.06.10

足りない栄養素は?

先日、たまたま食べた「にぼし」にはまっています。軽く炒ったにぼしをよくおやつに食べます。しばらく噛んでいると味が出てきてクセになるおいしさです。苦手ではない方にはおススメです。

にぼしはカタクチイワシなどを煮て干したもの。カルシウムや鉄、亜鉛などのミネラルが豊富です。さらに血液をきれいにするDHA、EPAなどの不飽和脂肪酸も含まれているそうです。

私もこのどれかが不足していたのかも知れません。

今どきは不足している栄養素をサプリで簡単に摂ることも出来ますが、できればまずは食事から摂れるといいと思います。

細胞美人になるコツ集めました」では、様々な栄養素の役割や不足・過剰症状、多く含まれる食材などをご紹介しています。ご自身の不調などと照らし合わせ、辞書のように足りないものがわかり、試していけます。体調管理にぜひご活用ください。

2020.06.04

人生100年時代を生きる

 首相官邸に「人生100年時代構想会議」が設置され3年近く経ちました。政府は人生100年時代を見据えた経済・社会システムを実現するための政策検討を続けています。その資料によると、将来、主要国の50%の子供が100歳以上生きるという予測があります。100年生きると思うと、人生設計も今と変わってくるかもしれません。ただし、定期的に発表される平均寿命にはちょっと注意する点があります。平均寿命とは別に「健康寿命」というのが発表されています。健康寿命とはWHOが提唱した指標で、平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間です。

例えば、2015年の統計で日本人の平均寿命83.7歳ですが、健康寿命は74.9歳になっています。その差8.8歳です。この期間は何らかの介護状態だったということを表しています。せっかく長生きするのなら、健康に年を重ねたいものです。重要になってくるのは、当然ですが予防と検査ではないでしょうか。そのためには私たち自身が全身の病気について、ある程度知識を持っておくことも有効です。特に生活習慣病、認知症、整形外科の分野は大変重要です。詳しくは日本赤十字社医療センターがまとめた、『健康な100歳をめざして - 予防と治療法を現役医師が解説!』をご覧ください。全ページカラーで大変見やすくなっています。

2020.06.03

暑さに負けない体づくり

感染症予防をしながら暑い季節を迎えるにあたって、今年は気を付けるべきことが色々ありそうです。

例えば厚労省によると、マスクを着用していと、そうでないときに比べ心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇するなど身体に負担がかかり、熱中症にかかりやすくなるそうです。屋外で人と十分な距離が確保できる場合には、マスクを外すことが勧められています。

また、一般的なエアコンでは換気にはならないため、空調使用時も窓を開けるなどの換気が必要だそうです。

そして暑さに負けない体づくりには、食事・運動・そして質の良い睡眠が重要です!睡眠不足は借金のように体にたまり、さまざまな不調を引き起こすので軽視できません。

眠るだけで病気は治る!」では世界で行なわれている最新研究の結果と、簡単にできる快眠のアドバイスをご紹介しています。睡眠不足の怖さが分かる!と好評です。これまでにない夏を迎える準備の手助けになる一冊です。

2020.05.21

老年科(高齢診療科)って何?

大学病院など大きな病院では高齢者を専門に診る、『老年科(高齢診療科)』を設けているところがあります。高齢者は若年成人の医療とは異なった特徴を持っているので、小児科と同じように科を独立させて診療にあたっています。全身の病気を診る、総合診療科の高齢者版といったところでしょうか。これを『老年医学』と言うそうで、学会があり、専門医資格(老年病専門医)も認定されています。

高齢診療科が診療することが多い病気としては、認知症、動脈硬化性疾患全般、呼吸器疾患(嚥下性肺炎、COPD、間質性肺炎、肺がん)、骨粗鬆症、圧迫骨折、睡眠時無呼吸症候群などのほか、食欲不振や体重減少の精査などがあります。ご高齢で複数の病気を抱えていて、どの診療科に行けば良いか迷っている方、はっきりとした病名が分からない方は一度、老年科を受診されてください。内臓系の病気から整形外科など、診療科の枠を越えて相談に乗ってもらえます。老年科がある病院はまだ少ないですが、超高齢化社会を迎え、今後はますます重要になってくる分野といえます。『国民のための名医ランキング』では、老年科・認知症の分野を掲載しています。是非、ご参考にされてください。

2020.05.20

生活リズムと自律神経

初夏の陽気が続いていると思ったら今朝はグッと気温が下がり肌寒いくらいで驚いてしまいました。こういうときは体調を崩しがちなので気を遣います。また、外出自粛で家にいる時間が多いと生活にメリハリも付きにくくなります。

不規則な生活で生活リズムが乱れることは、心や体のあらゆる不調に繋がっていきます。よく「自律神経の乱れ」から体調を崩すと言われますが、そのしくみや自律神経を整える方法をご存じですか。そこには免疫システムや喜怒哀楽といった感情が大きく関わっているといわれます。

わがままに老い支度ーいずれ来る孤独への30の提案』では、1987年から20年にわたって放送され、人気を博した『午後は○○おもいッきりテレビ』のホームドクターでおなじみの松原英多医師が、いまこそ見直したい健康の基本を分かりやすく軽快に語っいます。

2020.05.15

なぜ医療崩壊寸前? 必須「優秀なかかりつけ医」

緊急事態宣言発令前より、ずっと「医療崩壊寸前」が懸念されています。なぜ医療崩壊寸前(すでに医療崩壊している病院も?)なのでしょうか? なぜなら、そもそも普段から医療現場は、パツパツの状態で余力がないのです。普段でも、病院では予約しても長時間待たされ、医療フタッフにも余裕のなさを感じることが多くあります。そんなところへ、感染症流行という負荷がかかればひとたまりもありません。つまり、医療現場が通常の診療に余力のある状態にならなければ、いざという時すぐにパンクする可能性があるというわけです。

その解決策の一つに、「かかりつけ医」「総合診断医」の充実があります。医療改革は、実は古くて新しい課題です。総合診療パイオニアで、日本の医療システム改革の担い手の1人である竹村洋典Dr(現・東京医科歯科大学総合診療科教授)をインタビューした『救いの総合診療医―新・総合診療専門医が日本の医療を変える! 』では、この問題を取り上げています。竹村洋典Drは、「優れたドクターG(総合診療医)に近隣で、いつでも受診できる、個人的な事情にも配慮してくれる、そして、何より的確に病気を診断し、必要な場合は適切な基幹病院を探し、原因探しの毎日から救ってくれる、そんな未来がやってくる」そんな夢に向かって、猛ダッシュしているドクターです。

2020.05.14

最新版『名医ランキング』掲載医師数を大幅に増強

最新版『国民のための名医ランキング2021~2023』は、安心してかかれる医師を1000名以上掲載する予定です。前回の2018年版は514名でしたから、約2倍になります。全国の地域を網羅したいところですが、医師・病院はどうしても大都市圏に集中しています。手術など大病の方は遠くても名医のところに行くことを是非ともお勧めします。やはり、できるだけ名医と呼ばれる医師の診断・治療を受けて頂きたく思います。

一方でご高齢のために遠くに行けない、家族の問題で近くの病院を探しているという方も多いと思います。家族のサポートを第一に考えればそれも選択肢の一つといえるでしょう。そのようなご意見に少しでも参考になればと思い、『国民のための名医ランキング』では掲載人数を大幅に増やしています。日本人の三大疾病である、がん、心疾患、脳卒中だけではなく、糖尿病や高血圧などの生活習慣病も扱っています。長期の治療が必要な生活習慣病も医師によって治療方針が違ってくる場合がありますので、よく調べて医師・病院を選びましょう。また、整形外科の名医を探しているという方も多いのではないでしょうか。整形外科分野は寝たきり防止など健康に長生きするために大変重要な分野です。あきらめずに名医を探しましょう。最新版『国民のための名医ランキング』は2020年夏頃に発売を予定しており、電子書籍も同時発売予定です。

2020.05.11

コロナに負けない! 日々の鍛錬を欠かさない奥村正子さん

 新型コロナの影響で、5月に予定されていたベンチプレス世界大会が延期となり(中止が濃厚)、

トレーニング場にも2カ月半もの間通えていないというベンチプレス世界チャンピオンの奥村正子さんですが、

ご自宅での鍛錬は続けているそうです。

奥村さんによると、健康維持には歩くことが何よりいいとのことで、

1㎏のダンベルを左右の手に持って5キロの山道を歩いたり、

5㎏の重りを入れたリュックを背負って5キロ歩いたり、

上り下りのない平地を歩く時は、8キロも歩いているそうです。

上半身は、腕立て伏せに加えて、ダンベルやゴムチューブを使って鍛えているとのこと。

もう少しで、満90歳になる方のする運動とは、とても思えませんよね(>_<)

緊急事態宣言で、家から出ないことが多くなりがちですが、奥村さんを見習って、できるだけ歩くようにしたいですね。

今日は、奥村さんの著書「89歳、人生なんだってできるのよ!」の中から、歩き方に触れた一節をご紹介します。

日々の健康維持に役立てて貰えたら幸いです!

2020.05.08

感染症に勝つためのシステム作りを

いざという時のための備えは、専門家の提言をどれだけイマジネーションを持って、実行できるかということかと思います。
PCR検査も、日本がこんなに少数しか実施できない体制だった現実を知り、驚いています。
地震と違って、感染症対策については、これまでほとんどの人が日常的には関心を寄せておらず、それによって政府の予算も回ってこないという悪循環だったと聞きます。
1人1人が感染症について正しい認識を持つことで、政府がパンデミック防止の効率的なシステム構築に本腰を入れるよう、後押ししたいと思います。
国民のための名医ランキング 2018年』では、感染症の項目で、名医の紹介と『依然死亡率の高い感染症』というコラムを掲載していますのでご紹介します。3年前にこのコラム原稿を用意した時は、新型インフルエンザ流行も去り、パンデミックへの警戒が薄らいだ頃でした。
感染症はいつの時代でも、死亡率の高い疾患です。

2020.05.07

骨が大切

今回は「骨」の重要さについて、取材してわかったことを書きたいと思います。名医といえば脳や内臓系の手術をするスーパードクターを思い浮かべる方が多いと思いますが、日常的に皆さんが困っている病気は整形外科の分野ではないでしょうか。首、肩、腰、膝の痛み、股関節の不調から外反母趾など多岐に亘ります。これらのつらい痛みは、なかなか治らず、長年のお付き合いという方がほとんどだと思います。痛みだけではなく、高齢者が転んで骨折、それをきっかけに寝たきりというパターンも本当に多いです。詳しくは『信頼の腰痛・脊椎治療 ─ 寝たきりリスク「ロコモティブシンドローム」を回避する!』を参考にして頂きたいのですが、最新版『国民のための名医ランキング』でも重点的に整形分野を取り上げています。

全身の病気、全34分野を扱っていますが、もっとも掲載する医師の数が多いのは整形分野です。さらにその医師が得意とする分野(首、腰、肩・手、股関節、膝・脚)をはっきり分けて掲載しているのも特徴です。実は一口に整形外科のお医者さんといっても、名医は専門とする部位が限られているのがほとんどです。例えば、腰の名医ではありますが、肩はほとんど診ないという感じです。ご自身の不調部位を得意とする整形外科医にかかることを是非ともお勧めします。名医の検索に最適な『国民のための名医ランキング2021~2023年版(仮題)』の発売は2020年夏頃を予定しております。

2020.05.03

最新版『国民のための名医ランキング』の発売予定

 『国民のための名医ランキング』について、多くの方々から「次回版の発売はいつになりますか」と問い合わせを頂いています。現在、シリーズ3作目となる、『国民のための名医ランキング2021~2023年版(仮題)』は約3年間の取材・調査を終えて、制作の最終段階を入っています。情報量は過去最大になり、掲載される医師数、扱う病気は大幅に増えています。発売は2020年夏頃を予定しております。決定次第、ホームページ、SNSでお知らせしますので今しばらくお待ちください。

掲載分野はがんなど手術が必要な病気から、生活習慣病、認知症、眼、耳、整形外科、感染症など全身の病気、全34分野を扱っています。今すぐに入院や手術を決めなければいけないという時や慢性的な病気で長期にかかる医師を探している方にも役立つ情報を満載しています。また、前回版から大幅に内科医を増やし、なるべく近くの病院に行きたいという方のために大都市圏以外の病院・医師も可能な限り掲載しました。現在、世界で猛威を振るっている、新型コロナウイルスの流行を踏まえて、感染症に関する情報も増やしています。いざという時に頼れる医師ガイドとして、国民の皆様に「一家に一冊あると安心」と言われるような本を目指しています。

2020.05.01

走る時は10メートルくらい離れないと…感染の危険がある

京都大学iPS細胞研究の山中先生の「山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信」をチェックしています。

その中に、「走る時は、10メートルくらい離れないと感染の危険があるという報告もあります。」と紹介されていました。確かに、走っている最中は吐く息も早く大きくなりますね。

最前線で活動されている医療従事者の方々に、心より敬意を表します。

医療現場は、ギリギリの状態であると報道されています。しかし、ギリギリの状態が続かないよう、少しでも感染者数を減らし、余裕がある状態で診療体制を維持できるようになるよう祈らずにいられません。ギリギリの状態が続けば、医療関係者の方々の免疫力が落ちてしまい、院内感染のリスクもさらに高まります。

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