編集部ブログ

2021.02.11

紹介状(かんたん医療用語2)

正式には「診療情報提供書」といい、紹介先の診療科や医療機関宛に患者情報を伝えるものです。紹介状には病状や既往歴、検査結果などが記載されており、かかりつけ医と大病院・専門病院との連携がスムーズにされるというメリットがあります。また、紹介状があることによって地域のかかりつけ医に専門的診療の必要性を選別してもらうことが可能になり、大病院・専門病院に患者が集中することを避けられます。大きな病院では「紹介状をお持ちですか」と聞かれると思います。紹介状がないと一から問診や検査が必要となり、余分な時間と費用がかかりますので、2016年の4月からは選定療養費として特別料金を診察料とは別に支払うことが義務付けられました。病院によっては紹介状がない場合は受診を断られることもあります。希望する病院・医師がはっきりしている場合は遠慮することなく、かかりつけ医に病院・医師名を伝え、紹介状を書いてもらいましょう。紹介状を書くことをためらう医師がいればその医師には見切りをつけて、別な医師に頼みましょう。また、普段から自分の検査データなどは自己管理しておくと良いでしょう。緊急時など紹介状がもらえなくても、いざという時に必ず役に立ちます。

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