編集部ブログ

2021年08月

2021.08.31

『THE NEW KOREA』再発見(8)

今から111年前(1910年)に日本と韓国は併合しました。併合は日韓双方には決定的な変化をもたらしました。現代まで続く日韓問題の根本にこの日韓併合があるのは間違いのないことです。その実態はどうであったのかを知る上で重要な書籍が併合の16年後(1926年)に発売されています。『THE NEW KOREA』と題されたこの書籍はイギリス人の学者、アレン・アイルランドが書いたものです。アイルランドは当時、著名な植民地学者であり、新聞王のピューリッツァーの秘書でもありました。アイルランドは韓国を訪問し、現地の韓国人、日本人、外国人から直接話を聞き、朝鮮総督府の公開資料などを元に併合の報告をまとめました。アイルランドは日韓併合によって劇的に変化した政治、経済、社会を冷静に分析しています。著書の冒頭ではアイルランドはまず朝鮮半島を地政学な視点でとらえています。「朝鮮半島は極東の諸問題にとって絶えず重要な位置にあることを運命づけられていた。その立地条件により、朝鮮の未来は周辺諸国の未来と切っても切れない結びつきを運命づけられているのである」。現代にも通じる朝鮮半島の不安定さが日韓併合の直接的な要因となったという非常に重要な指摘しています。『THE NEW KOREA』は韓国でも翻訳され発売されています。日韓双方にとって、また真の日韓友好に向け、併合がどのようなものであったの知る上でこの本は貴重な示唆に富んでいます。

2021.08.24

国と都が医療機関に協力要請へ、感染症法に基づき初

やっと重い腰を上げました。厚生労働省と東京都は23日、都内全ての医療機関と医師・看護師を養成している学校に対し、新型コロナウイルスの患者受け入れと専用病床の確保、医療従事者の派遣を要請しました。もうずっと前から、現場の医師たちからは、もう一杯一杯で限界だとの声が上がっていました。

都市圏で病床が逼迫し、入院が必要となった患者が自治体超えて搬送されるケースも見られる現状に対して、8月11日、神奈川県病院協会の吉田勝明会長が、記者会見で以下のように現状を訴えていらっしゃいました。「加盟する全病院に患者受け入れ検討を要請しました。早くみんなで連携してこれから先の対応を一生懸命考えていきたい、対岸の火事と思ったところもすべての病院で体制をとっていただきたい」 対岸の火事という表現に、大変心が痛みました。

もう新型コロナウイルス感染症にかかったら、入院できない。そんな絶望を皆が感じています。要請が実行されるよう切に願っています。

2021.08.18

お盆のイベントーZOOMでドイツ在住の旧友に会う

ワクチン2回接種し2週間以上経ち、感染対策万全で、お盆に帰省を検討していたのですが、感染者急増で流石にお盆の帰省は諦めました。人ごみを避けて、今までお盆に帰省したことなどなかったのですが、今回はどうしても帰りたい理由がありました。日本とドイツで離れて30年ほど音信不通だった親友と、ひょんなことからこの夏連絡を貰い、どうしても会いたいと思いました。しかし、8月17日に、もうドイツに帰ってしまうとのこと。断腸の思いで見送って。あ、そうだ!ZOOMがある‼ お盆休み中、いそいそ、背景のデータをネットで探し沢山用意して。お盆真っ盛りに、ZOOMしました。友は、声が、話し方が、雰囲気も10代の学生時代と全然変わっていない‼ 学生時代、こんなことを話していたよ…という思い出話を聞くと、そんな心の声まで話していたの?とビックリ。10代は10代で一杯一杯(アップアップ)だったこと、昨日のように思い出しました。

2021.08.16

新型コロナの飲み薬を塩野義製薬が開発中(最新医療15)

製薬大手の塩野義製薬は新型コロナウイルスの治療薬として飲み薬の開発を進め、初期の臨床段階にあると発表しました。飲み薬として実用化されれば、点滴などに比べて簡単に使用できるメリットがあります。感染初期に投与して重症化の抑制と発熱やせきなどの症状改善することが期待されます。塩野義製薬の社長は年内に「条件付き早期承認」の申請を目指す考えを明らかにし、年末までに国内で100万~200万人分の供給体制を整えると説明しています。海外への供給も視野に米保健福祉省の生物医学先端研究開発局(BARDA)と協議を始めているということです。新型コロナウイルスの重症化を防ぐための飲み薬をめぐっては、アメリカの製薬大手・メルクが最終段階の臨床試験を行うなど海外でも開発が進められています。自宅で服用できる飲み薬が実現すれば医療体制の逼迫を避けられるので、一刻も早い実用化が望まれます。(NHK他)

2021.08.09

伝説の零戦パイロット原田要氏から次世代へ熱いメッセージ

 戦争体験、終戦記念日に特に興味なし、という若い人たちが増える中、次の平和な世を作るためにこそ、戦争体験を語り継がなければ、と色々なプロジェクトが進められています。当社では、2003年発刊の『日本人はとても素敵だった―忘れ去られようとしている日本国という名を持っていた台湾人の心象風景』を皮切りに、シリーズ日本人の誇り①~⑩を出版しています。台湾、インドネシア、フィリピン、スリランカ、朝鮮、日本で戦前・戦中・戦後を生き抜いた人々が、率直に実体験を語った本です。2011年発刊のシリーズ⑨「零戦(ゼロファイター)老兵の回想―南京・真珠湾から終戦まで戦い抜いた最後の生き証人」(原田要 著)も今も読み継がれているロングセラーです。

その原田氏の次世代に送るメッセージ、本書<前書き>ホームページで公開しました。https://www.sakuranohana.jp/books/9784434162121/

2021.08.02

入院に備えておくと安心

病気が見つかりほとんどの場合は予め入院日が決まっている場合が多いと思いますが、ケガや検査して当日にそのまま入院ということもあり得ます。もしもの時に備えて入院を想定しておくと安心です。急な入院の場合は慌ててしまいますが、現在の病院では最低限のものは揃っているので、基本的に心配はありません。その上であるとより良いものはあります。まず病院側が知りたいのは病歴や普段飲んでいる薬の情報です。おくすり手帳は病院との情報交換に大変役立つので普段から用意しておきましょう。大きな病院では下着など生活必需品は入院してからでも売店などで購入できる場合がほとんどですので、急な入院でも心配いりません。また、なんといっても必要なのは携帯電話と充電器です。予備のバッテリーは必ずもっていきましょう。現金もある程度は必要ですが、セキュリティ的な問題から高額な現金は持たないようにするのが得策です。入院費用などは退院時に用意すれば良いので貴重品は最低限にしておくほうがよいでしょう。入院すると治療費が心配だと思いますが、高額な医療費を支払ったときは「高額療養費制度」で払い戻しが受けられます。高額療養費とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。医療費が高額になることが事前にわかっている場合には、「限度額適用認定証」を提示する方法が便利です。あとから払い戻されるとはいえ、一時的な支払いは大きな負担になります。「限度額適用認定証」を保険証と併せて医療機関等の窓口に提示すると、1ヵ月 (1日から月末まで)の窓口でのお支払いが自己負担限度額までとなります。必要な書類や条件などは病院で確認してください。入院生活は何かと制限されることも多いですが、何よりも重要なことは治療の専念することです。治療のことだけではなく、入院生活で困っていることがあれば、遠慮なく医師・看護師さん等に相談しましょう。

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