編集部ブログ

2021.08.16

新型コロナの飲み薬を塩野義製薬が開発中(最新医療15)

製薬大手の塩野義製薬は新型コロナウイルスの治療薬として飲み薬の開発を進め、初期の臨床段階にあると発表しました。飲み薬として実用化されれば、点滴などに比べて簡単に使用できるメリットがあります。感染初期に投与して重症化の抑制と発熱やせきなどの症状改善することが期待されます。塩野義製薬の社長は年内に「条件付き早期承認」の申請を目指す考えを明らかにし、年末までに国内で100万~200万人分の供給体制を整えると説明しています。海外への供給も視野に米保健福祉省の生物医学先端研究開発局(BARDA)と協議を始めているということです。新型コロナウイルスの重症化を防ぐための飲み薬をめぐっては、アメリカの製薬大手・メルクが最終段階の臨床試験を行うなど海外でも開発が進められています。自宅で服用できる飲み薬が実現すれば医療体制の逼迫を避けられるので、一刻も早い実用化が望まれます。(NHK他)

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