編集部ブログ

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2021.03.26

柔道家 古賀稔彦氏を惜しむ

古賀稔彦氏が亡くなったとのニュース、53歳、本当にショックです。特に柔道に詳しくなくても、やや小柄な印象の古賀さんが繰り出す背負い投げ一本勝ちには、柔道の美学を感じました。近年は、相手に柔道着を持たせないという意図か、柔道着が乱れたままで試合を続行するような風景もよく見て、歯がゆく思ったりしていました。古賀氏にはあと30年、40年、後輩を指導して欲しかったと思います。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

2021.03.25

整形外科の名医を探して

首、肩、腰、膝の痛みなど整形の問題を抱えている人は本当に多いです。中には複数の箇所が同時に痛いという方もいます。加齢に伴って身体はどんどん変化していきます。整形に関しては「運動すること、筋肉をつけること」が重要なことは分ってはいますが、痛くて動けないというのも事実です。動かないから筋力が落ちて、余計に痛みが続くという悪循環になってしまいます。何とかこの悪循環を抜け出す方法はないでしょうか。特に高齢な方にとっては転倒・骨折をきっかけに入院生活に入る方が本当に多いです。整形外科は健康寿命を延ばすために大変重要な分野です。もう病院に行っても解決しないとあきらめてはいませんか。長年、整形に問題を抱えている方は一度、専門医にかかることを是非、お勧めします。手術だけではなく、適切な運動方法をアドバイスしてもらえるかもしれません。整形外科の医師といっても、それぞれ得意とする分野があります。例えば膝は膝を専門とするスペシャリストに相談してみるのも一つの方法です。『国民のための名医ランキング』では整形外科の医師を多数掲載しています。さらに整形外科の分野を首・腰、肩・手、股関節、膝・足と細かく分けて掲載しています。医師同士が評価し合い、高い評価を受けた医師のみを掲載しています。是非、ご参考にされてください。

2021.03.19

トップアスリートの証明

昨夜、『89歳、人生なんだってできるのよ!』著者の奥村正子さんが、NHK総合「所さん!大変ですよ」に出演予定だったのですが、あいにく外出自粛解除のニュース特番が急遽入り、3月26日(金) 23:45〜00:57放映になりました。是非ご覧になって下さいね。マスターズベンチプレス大会5度金メダル獲得、90歳現役バリバリの世界チャンピオンです。紀伊國屋書店新宿本店6階にも置いて頂いているのですが、なんと側に置いてある本のアスリートの面々がなかなか壮観!サッカーファンでなくとも知っているルカ・モドリッチの『ルカ・モドリッチ自伝 マイゲーム』から『マラドーナ独白』『ロジャー・フェデラー なぜ頂点に君臨し続けられるのか』『ステフィン・カリー 努力、努力、努力: 自分を証明できるのは、自分だけ』など。

2021.03.18

次世代の食材、大豆ミートの売上好調

温室効果ガスの削減や、世界的な人口増加による、たんぱく質不足の救世主として注目されているのが「大豆ミート」です。日本でも大手スーパーが販売を始め、売上好調だそうです。これまではベジタリアン、ヴィーガンのみが選択していましたが、一般の方も健康志向、価格の低下、味の改良などから現実的な選択肢となりました。スーパーではあえて精肉コーナーの横に大豆ミートを陳列し消費者の反応を見ているということです。また、大手喫茶店チェーンの「コメダ珈琲店」は“100%植物由来”の喫茶店をオープンし、米や大豆使用のバーガーなど提供しています。矢野経済研究所の試算によると、世界での大豆ミート市場規模は、今後10年で現在の7倍、1兆8,000億円以上に膨れ上がるということです。

2021.03.12

未知の感染症にどう対応するのか

新型コロナウイルスの流行は世界の生活を一変させました。日本でもワクチン接種が始まり、この感染症は収束方向へと向かうことが期待されています。2019年に発生した新型コロナウイルス感染症について、世界中で様々な情報が溢れだし、大きな混乱が生じました。どの対応が正しかったのか、間違いだったのか、検証はこれから本格的されるとは思います。一つはっきりしたのは、専門家や政治家に対応を任せっきりになってはいけないということです。結局、この未知のウイルスにどう対応すれば良いかは、各個人が考えて行動するしかなかったというのが正直な実感です。情報の選択、マスクや食料の備蓄、ネット環境の整備などの対策は必須といえるでしょう。今後も起こるパンデミックや自然災害に対して、結局は自己防衛するしかないというのが基本ではないでしょうか。『国民のための名医ランキング』では、医療ガバナンス研究所の理事長、上昌広医師に「次のパンデミックに備えるために」というテーマでインタビューをしています。

2021.03.05

エビデンス(かんたん医療用語4)

コロナ関連のテレビ番組を見ていると医師や専門家が「エビデンス」という言葉を使っているのをよく聞きます。エビデンス(evidence)とは「証拠」「裏付け」「科学的根拠」という意味があります。日本では医療関係で使われることが多いですが、ビジネスや政治の世界でも使われます。もしかしたら、病院で治療法の説明の時に医師がエビデンスと言うかもしれませんので覚えておきたい言葉です。例えば、「有効なエビデンスがある標準治療を薦めます」、または「これはエビデンスがない治療法で~」といった感じです。日本語で「根拠」「証拠」と言うのと同じですが医師はエビデンスという言葉を良く使います。さらにエビデンスを使った言葉として、「EBM」(evidence-based medicine)があります。これは、「科学的根拠に基づく医療」という意味で、医師の経験、知見に頼らず、最新の医学研究の成果や臨床試験データによって確認された有効性を根拠にする医療ということになります。

2021.03.04

AI(人工知能)を使い“がん”発見へ(最新医療9)

AI(人工知能)を使いがんを発見するシステムの開発が進んでいます。国立がん研究センターはNECと共同開発した内視鏡AI診断支援ソフトウェアが医療機器承認されたと発表しました。国立がん研究センター中央病院内視鏡科(科長:斎藤豊、プロジェクト担当:山田真善)に蓄積された画像でトレーニングされたAIを用い、大腸内視鏡検査時に大腸前がん病変及び早期大腸がんをリアルタイムに自動検出することができます。

早期がんは内視鏡検査時に見逃さないことが重要ですが、肉眼での認識が困難な病変や解剖学的死角、医師の技術格差等により24%が見逃されているという報告もあります。また別の報告では、大腸内視鏡検査を受けていたにもかかわらず、後に大腸がんに至るケースが約6%あり、その原因は内視鏡検査時の見逃し(58%)、来院しない(20%)、新規発生(13%)、不十分な内視鏡治療による遺残(9%)が挙げられています。今後、AI技術の進歩によってがんの発見率が向上し、大腸がんの予防、早期発見につながることが期待されています。(国立がん研究センターHPより)

名医1045人掲載、最新版『国民のための名医ランキング2021~2023

2021.03.02

遠山の金さんの日

 3月2日は「遠山の金さんの日」とされています。遠山の金さんこと遠山景元は江戸時代に実在した人物で、通称が金四郎だったため、金さんと呼ばれたようです。遠山景元が北町奉行に任命されたのが、1840年の3月2日でした。

遠山の金さんと言えば、何と言っても桜吹雪の入れ墨で有名ですが、遠山景元が実際に入れ墨をしていたかどうかは定かではないようです。ただ、文化~天保年間にかけて、江戸では入れ墨の大ブームが起きていたという記録はあるようで、江戸時代も現代と同じように人々が流行に熱中していたというのは興味深い話です。当たり前と言えば当たり前のことなのかもしれませんが、歴史や社会がは生きていた人間ひとり一人によって作られるということを、改めて実感させられます。

北町奉行所は、現在の呉服橋交差点の南西にあたる場所にありました。東京駅のすぐ近くです。たった180年ほど前に、そこで遠山景元が北町奉行を努めていたことを考えると、日本の歴史の変化の速さに驚かされます。

歴史に触れることは、本を読む楽しみの一つでもあります。先の見えにくい時代だからこそ、歴史から学べるものは多いのではないでしょうか。

2021.02.26

宇宙航空研究開発機構(JAXA)が探査機はやぶさ2のカプセルを一般公開

宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、相模原市立博物館と国立科学博物館(東京・上野)で、探査機「はやぶさ2」のカプセルを34月に一般公開すると発表しました。小惑星の試料を無事地球に届けた任務遂行に、感動しました。宇宙には果てしない魅力があります。いずれも予約が必要とのことで、予約方法などの詳細は各館のホームページに記載されているそうです。宇宙に興味のある方に『タオと宇宙原理』がお勧めです。

2021.02.26

セカンドオピニオン(かんたん医療用語3)

セカンドオピニオンとは主治医とは別の医師に手術、投薬などの治療方針についてアドバイス(第2の意見)をもらう制度です。別の医師から意見をもらい、現在の主治医に戻り治療を受けることを前提に利用するものです。始めから主治医を代えたい、別の病院に移りたい場合は、転院・転医の希望となりセカンドオピニオンではありませんので注意が必要です。

別の医師からの意見を参考にしたいと思っても、主治医との関係悪化を心配して、なかなかセカンドオピニオンを言い出せない場合があると思いますが、命がかかっている手術などは遠慮してはいけません。セカンドオピニオンを申し出て、怒り出したり、不快感を表す主治医ならばその医師は要注意です。名医、一流と言われる医師ほどセカンドオピニオンを推奨しています。ただし、病気の進行具合によっては治療を急いだ方が良い場合もありますので、積極的な決断も必要です。セカンドオピニオンは保険適応外ですので、全額自己負担です。病院によって異なりますが、時間制で費用が決まっているところが多いようです。ただ漫然と現在の治療法について聞くのではなく、自分の疑問点をはっきりしておくことがポイントです。『国民のための名医ランキング』はセカンドオピニオンに最適と思われる経験豊富な医師が多数、掲載されています。ぜひ、参考にされてください。

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