編集部ブログ
2022.04.07
京都大学複合原子力科学研究所、研究炉1基廃炉
「京都大、研究炉1基を2026年に運転終了 使用済み燃料処分の見通し立たず」京都大学複合原子力科学研究所で、研究炉2基のうち1基が使えなくなる、残りたった1基になる、こんなショッキングなニュースが飛び込んできました。同研究所(大阪府熊取町)粒子線腫瘍学研究センターの鈴木実教授に、最新のがん放射線治療「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)」について取材した日のことが、昨日のことのように思い出されます。日本では、放射線というと被害ばかり思いだされがちですが、がん治療において放射線治療は非常に重要なツールです。取材の際、中国の北京にある病院では小型原子炉が病院に併設されていると伺い、びっくりしました。基礎研究無くして、科学や医療の発展はありません。政府の強力なバックアップを切に祈るばかりです。「ホウ素中性子捕捉療法」については、『国民のための名医ランキング 2021~2023―いざという時の頼れる医師ガイド 全国名医1045人厳選』のインタビュー記事を是非お読みください。