編集部ブログ
2022.04.06
残念!イベルメクチンの最新研究
一時話題をさらったイベルメクチンですが、久しぶりに海外の最新研究が発表されました。「Covid-19患者におけるイベルメクチンの早期治療の効果」という論文で、米国やオーストラリア、ブラジルなどの国際研究班が、新型コロナ患者の入院リスクを減らす効果を確認できなかったと3月30日付の米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」で発表しました。
「イベルメクチンを1日当たり400μg/1kgの用量で3日間投与」での結果とのこと、非常に残念です。効果が証明されるのを待っている薬です。安価ですから、マスクのように国民全員に(感染前に)配るのもあながち無理なことではないでしょうか。イベルメクチン騒動は、世界に誇る断トツの日本技術の復活を、日本人が熱望していることを示しているように思います。対コロナのワクチンや治療薬開発競争に、日本がこれほど後れを取ろうとは…。政府はもっと効率的に予算を配分して、研究の基礎部門に資金を投下してほしいと願っています。