編集部ブログ
2021年05月
2021.05.07
母の日の贈り物に『行く道に花の咲かない道はなく 』心に染み入る俳画集
本を読むタイミングは大切ですね。『行く道に花の咲かない道はなく 』は、2014年に出版された当初より、今読むとさらに心に染み入りました。著者の鮫島芳子さんは、最愛の息子を交通事故で失い、息子のクラスメイトたちからの断えることのない花束が送られました。その彼らの姿と、玄関の外にまで溢れる花々たちに次第に癒されて、いつしか花々の絵と心の内を俳句に描き溜めるようになりました。
2021.05.06
早すぎた警告の書『日本略奪』
日本の土地は外国人投資家に人気があります。特に近年、中国資本による土地の買い占めが盛んになってきており、危惧する声が上がっていました。コロナ感染症の流行で、日本国内の各企業の業績が悪化、都心の一等地の本社ビル移転のニュースを聞くことも多々あります。気が付いたら、日本のいたるところで土地が外国資本に買い占められ、必要な政策が進まなくなる恐れもあります。米中の覇権争いを対岸の火事とのんびり構えてはいられません。尖閣諸島を「核心的国家利益」と位置づける中国が描く奪取のシナリオとは。そして次に中国が狙うものは。『日本略奪』の著者・鳴霞氏は日本に帰化したジャーナリスト。改めて読むと、その先見性に驚かされます。