編集部ブログ
2021.05.11
脳卒中は待ったなし!元気なうちに情報収集『安心の脳動脈瘤治療』
脳卒中発作は待ったなし、自分も家族も人生が一変してしまいます。「脳ドックの検査を受けたいが、しかし、いざ、脳動脈瘤が見つかっても、頭を開いて手術するのは怖い」そんな人に、画期的な新技術の朗報があります。心臓などで使われる、細い管状の器具を足などの血管から挿入して行なう「カテーテル手術」が、脳血管外科の分野でも使われるようになりました。『安心の脳動脈瘤治療』で紹介する最新ステント「フローダイバーター」は、海外での好成績を受け、2015年10月から国内の施設で使用が始まり、臨床データも蓄積されています。多くの症例で未破裂動脈瘤を開頭しないで治療することが可能になりました。
未破裂脳動脈瘤ならば、できればカテーテル手術で治療したいですよね。しかし、脳動脈瘤の形、大きさ、ある場所、または自身の既往症などにより、体に負担が少ないカテーテル手術より、開頭手術の方が今後の人生を考えて最適なケースもあるのです。開頭手術か、カテーテル治療か、卓越した技術と、豊富な経験を持つ名医しか、見極めることはできません。『安心の脳動脈瘤治療』では、開頭手術もカテーテル治療も卓越した名医、吉村 紳一医師(兵庫医科大学病院 脳神経外科教授)に、診療室で患者さん自身が質問するようにインタビューしたものをまとめました。吉村 紳一医師は、岐阜大学医学部卒業後、国立循環器病センター、ハーバード大マサチューセッツ総合病院、チューリヒ大学で腕を磨き、開頭手術もこの最新カテーテル治療も両方スペシャリストです。日本でも世界でもごく限られた脳外科医であり、現状を熟知する最適な医師です。元気なうちの情報収集が、いざという時、自分も家族も守ってくれます。