編集部ブログ
2021.02.26
セカンドオピニオン(かんたん医療用語3)
セカンドオピニオンとは主治医とは別の医師に手術、投薬などの治療方針についてアドバイス(第2の意見)をもらう制度です。別の医師から意見をもらい、現在の主治医に戻り治療を受けることを前提に利用するものです。始めから主治医を代えたい、別の病院に移りたい場合は、転院・転医の希望となりセカンドオピニオンではありませんので注意が必要です。
別の医師からの意見を参考にしたいと思っても、主治医との関係悪化を心配して、なかなかセカンドオピニオンを言い出せない場合があると思いますが、命がかかっている手術などは遠慮してはいけません。セカンドオピニオンを申し出て、怒り出したり、不快感を表す主治医ならばその医師は要注意です。名医、一流と言われる医師ほどセカンドオピニオンを推奨しています。ただし、病気の進行具合によっては治療を急いだ方が良い場合もありますので、積極的な決断も必要です。セカンドオピニオンは保険適応外ですので、全額自己負担です。病院によって異なりますが、時間制で費用が決まっているところが多いようです。ただ漫然と現在の治療法について聞くのではなく、自分の疑問点をはっきりしておくことがポイントです。『国民のための名医ランキング』はセカンドオピニオンに最適と思われる経験豊富な医師が多数、掲載されています。ぜひ、参考にされてください。