編集部ブログ

2020.12.18

JAXA はやぶさ2の世界初の快挙、太陽系の誕生と生命誕生の秘密に迫るミッション

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が打ち上げた小惑星探査機「はやぶさ2」が、小惑星リュウグウから地球に持ち帰ったカプセルの全貌が徐々に判明しています。有機物や水を含むとされるC型小惑星からの回収は世界初の快挙です。C型小惑星とは、炭素系の物質を主成分とする小惑星です。持ち帰った砂は、粉のような微粒子ではなくて、数ミリサイズのサンプルがごろごろ入っていたとのことです。JAXAによりますと、はやぶさ2の意義は…。

 JAXA  はやぶさ2プロジェクト (Hayabusa2 Project)より引用

リュウグウはC型の小惑星ですが、太陽系が生まれた頃(今から約46億年前)の水や有機物が、今でも残されていると考えられています。地球の水はどこから来たのか、生命を構成する有機物はどこでできたのか。そのような疑問を解くのが「はやぶさ2」の目的です。また、最初にできたと考えられる微惑星の衝突・破壊・合体を通して、惑星がどのように生まれたのかを調べることも「はやぶさ2」の目的です。つまり、「はやぶさ2」は、太陽系の誕生と生命誕生の秘密に迫るミッションなのです。

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