編集部ブログ
2020年07月
2020.07.31
李登輝 台湾元総統 逝く
李登輝元総統のご逝去の報に心より哀悼の意を表します。李登輝氏の日本に対する言動には、常に日本に対する愛情が溢れ、励まされました。29日、蔡英文総統や頼清徳副総統、蘇貞昌行政院長(首相)らが、台北の病院を訪れて見舞ったとのニュースに接し、よほどのご病状かと案じておりました。李登輝氏が戦前の日本教育を称賛されるのを聞くと、戦後に生まれた私たちは、戦前の日本人の頑張りによる恩恵に預かっていることを強く感じました。
2020.07.30
健康は永遠のテーマ
新型コロナウイルスについて、毎日、情報が溢れています。専門家の分析、最新情報は常に変化をしていて、様々見解が報道されています。世界中が何が正しいか、何が適切なのかを模索しています。情報が多いがゆえに、何を頼りにすれば良いか迷いますが、自分でよく考えて選択していく必要を感じます。
病気の治療についても同様で、本当に有益な情報をいかに早く手にするかが重要になってきます。皆さんも経験があると思いますが、医師・病院によって治療・診断結果は変わってくる場合がありますので慎重に選びたいものです。各分野の名医を検索したい方はまず『国民のための名医ランキング』を参考にされてください。そして医師やご家族とよく話し合いの上、積極的にご自身が納得できる医師や治療法をお選びください。最新版は2020年8月16日発売です。
2020.07.29
よい本との出逢いを
例年だと、もう夏休みの時期ですが、緊急事態宣言下でのコロナ休校があった影響で、東京のほとんどの小中学校で夏休みの開始が遅くなっています。弊社近くの小学校からも毎日児童の元気な声が聞こえて来て、当たり前だった日常が変わったのを、こんなところからも実感します。
今年の夏は、コロナの影響で、例年より遠出したり娯楽施設を利用する機会が減りそうという人も多いでしょう。こういう時こそ、日常の生活を見直し、充実させるチャンスです。あの時読んだ一冊で人生が変わった、ということも大袈裟でなくあり得るでしょう。これからも弊社は、皆さまと本の良い関係を作るためのお手伝いをできたら、と考えています。
全ての人が、良い本と出逢えますように。
2020.07.17
コロナ時代の受診 どこまでが不要不急?
新型コロナウイルス流行で、歯科受診が延び延びになっています。今、特に痛みがあるわけではなく緊急性はないのですが(と思っていますが)、歯石もしばらく取っていない、歯周病も気になるところです。新型コロナウイルス感染で「東京リスク」が叫ばれるようになり、Go To トラベルのキャンペーンから東京は外されました。どのタイミングで歯医者に行ったらいいのか?、予約しない自分に「外出自粛に協力する」と言い訳しています。既に定期受診している治療は良いのですが、後回しにしている新規受診は、いずれ自分にツケが回ってきそうです。ちなみに、4月に予定していた人間ドックは、10月に延期になりました。内視鏡学会からしばらく中止の通達があったとかで、予約していた病院からやんわり延期を勧められました。あの4月の渦中に人間ドックは流石に行けませんでした。高血圧、狭心症、糖尿病など、人間ドックで要チェックが入った皆さんは、どうしているのでしょうか?
2020.07.16
日本は本当に医療先進国?
日本は世界トップレベルの医療を受けることができる国と言われています。『国民皆保険制度』のお陰で保険証一枚あれば、誰もが平等に高度な医療を受けることができます。大変有難い国と改めて思います。最近は医療ツーリズムといって、特に中国から多くの方が検査・治療に来ています。それだけ基礎として日本に医療が進んでいるということだと思います。
一方で『国民のための名医ランキング』の取材をしていて、あれ?と思うことが多くなりました。それは、はたして日本は医療先進国なのかという問題です。何人かの医師から、日本は先端医療の分野で既に遅れをとっているという指摘があります。例えば、話題になるのはゲノム医療、放射線治療、ロボット手術などです。医療の安全性と新たな分野への積極的な挑戦。両立は難しいですが、気づいたら日本の医療は後進国になっていたということにもなりかねません。取材を続けたいと思います。最新版『国民のための名医ランキング2021~2023』は2020年8月16日発売です。
2020.07.15
植物の体内時計
気温の寒暖差がめまぐるしく感じられる今日この頃です。前日から5℃以上の気温の変化があると、疲労が蓄積されやすくなるといわれているので注意が必要かもしれません。
健康には生活リズムの乱れが大敵とよく言われます。本当に人間の体というのはよくできているな、と思っていたのですが、それは人間だけではなかったようです。
この時期花を見かけるようになる「アサガオ」は、日が沈んでから(暗くなってから)の時間を自分で計り、およそ10時間後に花を咲かせるのだそうです。だから、暗くなる前に室内で光をしばらく当てると、翌朝「朝寝坊」するのだとか。まるで人間みたいです!また、気温が低くなると早く咲くようになり、季節の変化に対応する力があるということです。
野生の生命力を見習いたいな!と思います。
2020.07.14
「世界に広がる工芸の輪」展開催(石川県)
いしかわ生活工芸ミュージアムで開催される「世界に広がる工芸の輪」チラシより
2020.07.13
梅雨の「しとしと」ふる雨は何処へ?
先日、雨のため車での移動中に聴いていたラジオで、気象予報士の人が、最近の日本の梅雨は「しとしと」という表現が使えなくなってきたと話していました。そして、梅雨が昔のように静かな趣のある雨ではなく、豪雨となり頻繁に災害をもたらすようになってしまったと嘆いていました。
雨の擬音語は、「しょぼしょぼ」「しとしと」「ぽつぽつ」「ぱらぱら」「ばらばら」「ざあざあ」などがあり、後ろに行くほど雨脚が強くなるのだとか。(「しょぼしょぼ」は聞いたことないですが、これは生まれ育った地域によるかもしれません)
気象の変化が、言葉に影響を与えていくことは、どうしようもないことではありますが、豊かで美しい日本の言葉はいつまでも残って欲しいものです。
2020.07.12
前向き思考でアレルギー改善
産経新聞の記事で、前向き思考でアレルギー症状が改善したというニュースを読みました。前向きな気持ちが花粉症などのアレルギー症状を改善させるという研究結果を山梨大の中尾篤人教授(免疫学)らの研究グループが発表し、欧州アレルギー学会誌「アレルギー」のオンライン版に掲載されたということです。「病は気から」というのは、経験的に実感しますし、また東洋医学的には古くからいわれています。
2020.07.09
『THE NEW KOREA』再発見(2)
『THE NEW KOREA』には興味深い点が数多く存在します。ちょっとしたことでも、調べてみると面白いことが判明します。例えば、巻頭にある著者名、アレン・アイルランド(Alleyne Ireland,F.R.G.S.)に付けている"F.R.G.S."。これはいったい何でしょうか。朝鮮や日本旅行記などを出版した、イザベラ・バード(1831-1904)も『Unbeaten Tracks in Japan(日本奥地紀行)』で、自分の名前に"F.R.G.S."を付けています。
調べると、イギリス王立地理学協会(Royal Geographical Society)の「特別会員」だけが名前の後に付与できた称号でした。この称号は筆者の社会的地位、学術的立場を表わしたものだったようです。女性初の"F.R.G.S."を授与されたのがイザベラ・バードでした。王立地理学協会は今も存在していますが、特別会員の地位は今と違っていてもっと高かったのではないでしょうか。アレン・アイルランドは約40年間に亘って世界を旅して、その研究成果を発表しました。『THE NEW KOREA』は欧米の植民地と日韓併合(合邦)との違いを比較するものでもあります。『THE NEW KOREA』にはまだまだ新たな発見がありそうです。