プレスリリース
2020.09.16
人生100年時代を生きる!いざというとき、自分を守るのは自分自身でしかない。日本赤十字社医療センターの『健康な100歳をめざして』
首相官邸に「人生100年時代構想会議」が設置され3年近く経ちました。政府は人生100年時代を見据えた経済・社会システムを実現するための政策検討を続けています。その資料によると、将来、主要国の50%の子供が100歳以上生きるという予測があります。100年生きると思うと、人生設計も今と変わってくるかもしれません。ただし、定期的に発表される平均寿命にはちょっと注意する点があります。平均寿命とは別に「健康寿命」というのが発表されています。健康寿命とはWHOが提唱した指標で、平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間です。
例えば、2015年の統計で日本人の平均寿命83.7歳ですが、健康寿命は74.9歳になっています。その差8.8歳です。この期間は何らかの介護状態だったということを表しています。せっかく長生きするのなら、健康に年を重ねたいものです。重要になってくるのは、当然ですが予防と検査ではないでしょうか。そのためには私たち自身が全身の病気について、ある程度知識を持っておくことも有効です。特に生活習慣病、認知症、整形外科の分野は大変重要です。詳しくは日本赤十字社医療センターがまとめた、『健康な100歳をめざして - 予防と治療法を現役医師が解説!』をご覧ください。全ページカラーで大変見やすくなっています。
お酒やタバコにかかわる身近な予防医学から、生活習慣病や白内障や緑内障など身近な病気、がん、腰痛や膝痛、認知症など幅広い分野をカバー、気になる免疫療法や遺伝子検査にも言及、気になった項目だけ拾い読み、事典的に使えます。
また、近年の研究で、いつまでも若々しくいるために筋肉が重要とわかってきました。ロコモティブシンドローム(運動器症候群)対策が急務です。腰痛、膝痛対策は万全ですか? どんな人も今日から行える簡単で効果的な体操も紹介しています。
また看護に強い当センターらしく生活を支えるためのサポートやリハビリなどの話題も取り上げています。
目次
第1章 健康に過ごすための予防医学
第2章 それって生活習慣病かも?
第3章 放っておくと怖い身近な病気
第4章 がんかもしれないがんになっても諦めない
第5章 健康寿命を延ばすロコモを知ろう
第6章 認知症とパーキンソン病早期発見と治療のポイント
第7章 患者さんの回復を支えるサポート体制
日本赤十字社医療センター プロフィール
日本赤十字社医療センターは、1886年に設立された博愛社病院(翌年、日本赤十字社病院と改称)を母体とし1972年に、1922年開設の日本赤十字社産院を統合して日本赤十字社医療センターとなりました。2010年には現在の新病院を落成して今日に至ります。
当センターでは、41の診療科、700余の病床をそろえ、特に重点項目としているのは、小児・周産期医療、がん診療、救命救急、災害救護の4つです。母体と新生児の保護、死因の第一を占めるがんの治療、けがや急病に伴う危険や不安への対処、災害による広域の健康問題の管理、これらに加えて一般的な病気に限らずまれな病気、病気の治療に限らず予防や健康つくりを含めて、総合的に対応しています。
もう1つの当センターの特徴は、わが国初の赤十字病院として誕生した、ということです。赤十字精神である人道・博愛を体現する病院として、高度かつ安全な医療を通して、皆様のより健やかな生活を支援していきたいと願っています。
書誌情報
書籍:『健康な100歳をめざして - 予防と治療法を現役医師が解説!』
著者:日本赤十字社医療センター
定価:1,380円(税別)
ページ数:310ページ
ISBN-10:4434259849
ISBN-13:9784434259845
発売日:2019年8月1日
サイズ:A5判並製本14.8x21x1.7cm
発行:桜の花出版/発売:星雲社
※メディアでの掲載用にサンプルの提供も可能です。お問い合わせください。