プレスリリース
2016.11.10
欧米で大論争を巻き起こした『失われた福音書−イエスとマグダラのマリアの結婚の秘密を明かす古文書の解読』の邦訳がいよいよ発売
2014年アメリカで出版される前から大論争を巻き起こした大ベストセラー『THE LOST GOSPEL~Decoding the Ancient Text that Reveals Jesus’Marriage to Mary the Magdalene』(失われた福音書~イエスとマグダラのマリアの結婚の秘密を明かす古文書の解読)の初邦訳本がいよいよ発売されます。(邦訳本タイトル:『失われた福音-「ダ・ヴィンチ・コード」を裏付ける衝撃の暗号解読』。シリア語原文と添え状の翻訳を含む。
古文書や遺跡など27枚のカラー写真も掲載)『ダ・ヴィンチ・コード』で事実と謳われていたイエスとマグダラのマリアの秘密が、詳細とともに、この古文書解読で明らかになりました。古文書は、暗号を用いて、イエスとマグダラのマリアの結婚とその絆、そして暗殺計画などという衝撃の内容まで記録しています。
アメリカで大論争を巻き起こした話題の書、待望の初邦訳!!
2014年アメリカで出版される前から大論争を巻き起こした大ベストセラー『THE LOST GOSPEL~Decoding the Ancient Text that Reveals Jesus’Marriage to Mary the Magdalene』(失われた福音書~イエスとマグダラのマリアの結婚の秘密を明かす古文書の解読)の初邦訳本がいよいよ発売されます。邦訳本タイトル:『失われた福音-「ダ・ヴィンチ・コード」を裏付ける衝撃の暗号解読』(シリア語原文と添え状の翻訳を含む。古文書や遺跡など27枚のカラー写真も掲載)
バチカンの大司教がボイコットするように必死に呼び掛けた映画『ダ・ヴィンチ・コード』は世界的大ヒットとなりました。その中で事実と謳われていたイエスとマグダラのマリアの秘密が、詳細とともに、この古文書解読で明らかになりました。古文書は、暗号を用いて、イエスとマグダラのマリアの結婚、その聖なる関係や暗殺計画などという衝撃の内容まで記録しています。
現在のキリスト教の根底をなすパウロの教義が現れる前に存在した、原始キリスト教徒たちの封印された福音書。私たちが知る一面的なイエスとは全く違うイエス像と、当時の世界がありありと浮かびあがってきます。『ダ・ヴィンチ・コード』を遥かに上回る、まさに、キリスト教研究史上、最大の驚くべき内容です。
キリストの謎を追い続けるドキュメンタリー製作者と初期キリスト教専門家
原書は、考古学に傾倒し、エルサレムのキリストの墓を究明したことで有名なイスラエル在住のドキュメンタリー製作者兼著作家シンハ・ヤコボビッチ氏と、トロント・ヨーク大学の初期キリスト教研究者バリー・ウィルソン氏の共著です。
『The Jesus Family Tomb』(キリストの棺)にまとめられたヤコボビッチ氏の発見は、ディスカバリー・チャンネルなど全米にオンエアされました。ヤコボビッチ氏は、『失われた福音』についても、著名な学者や芸術家などが招待される「アイディアシティ(ideacity)」など、様々な場で発表しています。
邦訳監修者は、東京女子大学名誉教授で、日本基督教団飯田吾妻町教会牧師の守屋彰夫氏。氏は旧約聖書時代のセム諸語の比較研究に従事し、『古代世界におけるモーセ五書の伝承』(共編著、京都大学学術出版会)など、数多くの著書を出版。ゲザ・ヴェルメシ著『解き明かされた死海文書』(青土社)などの翻訳も手掛けている、この分野に詳しい専門家です。氏は、神学論争で敗れた側の聖書解釈がこれほど正面切って取り上げられたことはなく、キリスト教の寓意的解釈に基づく分析をなす本書は、研究史上、待望の書であると称賛しています。
キリスト教の性のタブーに迫る
歴史のある時点で「正統」とみなされなかったキリスト教の教派は、完全に否定され、迫害され、書物は燃やされました。教えを残すには、文書を「正統」に見せかけ暗号化するしかなかった。英国図書館に眠っていたこの古代シリア語文書は、1~2世紀に書かれ暗号化された、グノーシス派の前身となる信仰グループの福音書だと推測されています。
グノーシス派は、イエスの死と復活に重点を置いたパウロの教義とは違い、イエスの生と喜びにその信仰の機軸を置いていました。そしてイエスとマグダラのマリアの男女の交わりを通して魂を浄化することが、その最高(の秘儀)と位置付けられていたのです。これは、イエスを神と同格で、処女から生れた穢れのない存在とみなした、後に登場する「正統派」からは、まったく受け入れられないタブーでした。
2012年に、ハーバード大学のカレン・キング教授が、キリストに妻がいたことを記した古代パピルスについて発表すると、一部の専門家はキリスト教の研究を発展させると評価したものの、多くからは支持されませんでした。イエス結婚説は、未だ触れてはいけないタブーなのです。
『失われた福音』は、両氏の不屈の探求心と幅広い知識により、考古学、神学、民俗学など様々な観点で、詳細で明解な暗号の解読がなされ、非常に興味深い分析を提示しています。さらには、イエスはローマ兵とマリアの子だった可能性があるという、新たな驚きの分析も示しています。
一般読者はイエス結婚説に非常に興味を持っている
キリスト教を国教とするアメリカでは、本書は、勿論、大論争を呼び起こしました。しかし、アマゾンでは120以上のレビューが書き込まれ、そのうち約70%は星5つと4つの高い評価を示しています。キリスト教徒でも、やはりイエスの謎については、非常に興味があるということを示す、一つの例です。
日本でもパピルス発見や、『ダ・ヴィンチ・コード』の放映の際には、非常に話題となり、ネットでも「イエスに妻?!」、「イエスに二人の子供?!」などと、活発に議論されました。『失われた福音』は、まさに今世紀最大の衝撃、待望の初邦訳と言えるでしょう。
本書<序章>より
「これからあなたは推理小説を読むようにこの本を読むことになるだろう。我々は、暗号化され、隠された意味を持つ古文書を発見した。これを読み解きながら、我々は読者を謎めいた古文書の世界にお連れしたいと思う。バチカンが恐れていたことは現実となってしまったのだ。
『ダ・ヴィンチ・コード』の著者、ダン・ブラウンも薄々気づいていたことだが、イエスがマグダラのマリアと結婚し、子供ももうけていたことが、今ここに、文書の形で証拠としてある。
さらには、この新たな発見によって、初期イエス運動とはどのようなものだったか、そしてその中で男女の性的関係が意外な役割を果たしていたことなども、わかってきた。そして、イエスの磔刑の裏にあった政治的策略や、それに関係する事件や人物像までも浮かび上がってきたのである。・・・」
本書<監修者まえがき>より
「ここには、長いキリスト教の歴史の中で、三位一体の神学が確立する以前の時代に、イエス・キリストの神性よりも人性を重んじるシリア語圏のキリスト教の姿が彷彿として現れてくる…。
アレイオス論争やネストリオス論争などの神学論争で敗れた側の聖書解釈や歴史的背景が、これだけ正面切って取り上げられることはこれまでになかっただろう」
失われた福音 - 『ダ・ヴィンチ・コード』を裏付ける衝撃の暗号解読の概要
- 書名:失われた福音 - 『ダ・ヴィンチ・コード』を裏付ける衝撃の暗号解読
- 著者:シンハ・ヤコボビッチ、バリー・ウィルソン(共著)、守屋彰夫(翻訳監修)
- 訳者:桜の花出版編集部
- 定価:2,300円(税別)
- ページ数:765ページ
- ISBN-10:4434226312
- ISBN-13:9784434226311
- 発売日:2016年11月10日
- サイズ:20.8 x 15 x 3.8 cm
- 発行:桜の花出版
- 発売:星雲社
目次
監修者まえがき
序章 結婚、性、子供
第一部 不可思議な古文書
第一章 古文書17202
第二章 書かれている事、いない事
第三章 古文書についてわかっていることは何か
第四章 いつ書かれたのか
第五章 文章以上の意味があるのか
第二部 古文書を読み解く
第六章 一番重要な証拠は何か
第七章 ヨセフ
第八章 アセナト
第九章 アセナトの物語
第十章 ヨセフの物語
第十一章 史上最高の結婚式
第十二章 イエスと異邦人
第十三章 イエスと子供を殺しマリアを誘拐する計画
第十四章 悪者
第十五章 磔刑の裏にある権力政治
第三部 推測できること
第十六章 結論
第十七章 あとがき
付録 シリア語原文と手紙
付録I 『ヨセフとアセナト』シリア語からの翻訳
付録II インジラのモーセへの手紙とその返信
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