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2017.04.22
『行く道に花の咲かない道はなく」著者の鮫島芳子さん展覧会のお知らせ
『行く道に花の咲かない道はなく』で、凛と美しい俳句と、可憐な花の絵を描かれた鮫島芳子さんが、地元・福岡で展覧会を開きます。
~~著者の言葉~~
絵を描いているとき、人生の悩みごとは全く消え去り夢中になれます。エネルギーはすごく使いますが、心がワクワクして本当に楽しい時間です。主人を亡くした後めまいが起きて十年間、今でも毎日ふらつきに悩まされています。もう自分の人生は終ったと六年間は料理と簡単な家事以外は何もせずに過していました。その後料理が出来るなら小さな絵ぐらいは描けるかもと思い、その頃急に浮んでまいりました。俳句に絵を添えて描くようになりました。四年前、その中の一部を集めて、俳句詩画集を自費出版致しました。一年後、桜の花出版より新装版として出るようになりました。
その中から少し額装すると共に、これまでの家事の合間にやって参りましたものを、この度、村岡屋ギャラリーのお世話になり出展させて頂くこととなりました。
八十歳を目前に今でも毎日ふらつき、目の焦点も合わず、外出は余りできませんので、テーマはどこにでもある足元の草花ばかりです。いつも見ている草花の心に寄り添って出てきた言葉に一寸ギャグをかけると俳句になりました。俳句をどこかで正しく学んだことは一度もありませんので恥しく思う気持ちもあります。つたないものばかりですが、ご覧いただけると幸せです。
芳子
触れる手を 拒みて山の あざみかな
真すぐを ひたすら願い ねじりばな
たでを食う 虫を許して 草心
冬の空 不動の光 一つ道
行く道に 花の咲かない 道はなく