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2014.11.23
青森県五所川原市の「五所川原エフエム」通称Gラジ(ジーラジ)で紹介
青森県五所川原市の「五所川原エフエム」通称Gラジ(ジーラジ)で2014年11月6日午後12:45~から「行く道に花の咲かない道はなく」が紹介されました。
五所川原市は、青森県の津軽半島にある街です。
東日本大震災では、震源地から遠く離れた青森県でも3人の方が亡くなられました。
東日本大震災で「ねぷた」のデザイン、急きょ変更
五所川原市にある「立佞武多(たちねぷた)の館」には、毎年夏に出された「たちねぷた」が展示されています。
3階の吹き抜きの会場には、3年間分三台のたちねぷたの山車が展示されてあり、3年前の東日本大震災5カ月後の山車もあります。
普通、じっくり1年かけて作られるところ、東日本大震災にちなんだ題材に急きょ変更され、5カ月後のお祭りに間にあうよう大急ぎで作られました。
鹿島大神が地震鯰を抑え込み
東日本大震災後の3年前のねぷたの山車に、鹿島大神が地震を起こす鯰の頭を抑え込むデザインが使われました。
茨城県の鹿島神宮の鎮守の森の奥には、鹿島大神が地震を起こす鯰の頭を押さえているといわれる「要石」があります。
地中深くまで続いている巨岩です。香取浦の対岸の千葉県の香取神宮にも要石があり、こちらは鯰の尻尾を抑えているといわれています。
鹿島神宮の大神は、地震抑えの神様として、昔から厚い信仰があり、江戸時代には「鯰絵」(なまずえ)が地震除けのお守りとして人気を呼びました。
ねぷたに、地震除けを祈る
ねぷたの山車に用いられた歴史ある絵柄に、大震災がもう起こりませんようにとの、青森の方々の祈りが感じられました。