新装版『人生の転機』
米国人学者の著書『ジャパン アズ ナンバーワン』が一世を風靡した1980年代、日本経済の黄金期を築いた各分野の著名人の、決定的な人生の転機を紹介!
あなたにとっての人生のチャンスの作り方が満載!
目次(人物紹介)
第一章 三枝成彰 日本を代表する作曲家。東京音楽大学教授。オーストリアの国際財団モーツァルテウムより依頼されモーツァルトの未完曲に補筆・完成した『ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための協奏交響曲イ長調』はモーツァルト没後200年記念のザルツブルクでの催しで演奏された。
第二章 エズラ・ヴォーゲル 1967年にハーバード大学教授(社会学)。米国有数の日本通で「ジャパン・アズ・ナンバーワン」(79年)は大ベストセラーとなった。88年米大統領候補デュカキス陣営の東アジア政策プレーン、93~95年NIC国家情報会議の東アジア・太平洋担当上級専門官を務めた。
第三章 牛尾治朗 ウシオ電機会長、元経済同友会代表幹事。44年日本青年会議所(JC)の会頭となり、70年安保の時期に「企業も若手社員内ゲバ時代を迎える」と大胆な発言をし論客として注目された。
第四章 冨士信夫 正論の会顧問。日本世論の会理事。法廷係として極東国際軍事裁判(東京裁判)の審理の大部分を傍聴。32年、厚生省退職。平成7年、東京裁判資料刊行會編纂委員として菊池寛賞受賞。著書多数。
第五章 故・轉法輪奏 大阪商船三井船舶前会長。平成4年藍綬褒章受章。
第六章 佐原真 国立歴史民俗博物館長。弥生土器、銅鐸、石器などの遺物論を中心に研究、中でも「香川県紫雲出山弥生式遺跡の研究」(小林行雄京都大学教授との共著)が有名。
第七章 千住博 日本画家。東京藝術大学大学院博士課程修了。クラコフ国際版画トリエンナーレ(国際賞受賞作家展・ポーランド)。フランス・バカラ社アーチストコレクションに東洋人として初めて選出されガラス器のデザインを担当。95年第46回ヴェネチア・ビエンナーレ優秀賞受賞。
第八章 吉原すみれ 打楽器奏者。昭和50年東京芸術大学大学院修了。大学院在学中の昭和47年ジュネーブ国際音楽コンクールで打楽器部門に優勝、さらに最優秀賞〝プリ・アメリカン賞”を獲得。昭和54年芸術祭賞優秀賞ほか。
第九章 渡邊格 理学博士、医学博士。文部省学術審議会委員、国際学術連合会議日本代表、日本学術会議副会長などを歴任。第二次大戦後、物理化学から生命科学の研究に転向し、日本の分子生物学の基礎を築き、日本分子生物学会を設立した。ノーベル賞学者・利根川進氏は京大での教え子の一人。
第十章 椎名武雄 日本IBM元会長。45歳というスピード昇進で社長に就任。在任中にIBMの世界各国子会社の中でもトップの座に育て上げ、平成元年IBM本社副社長に就任。平成5年1月日本IBM会長となる。平成2年藍綬褒章を受章、平成6年貿易表彰を受賞。