読者の方からの感想
十九才のご子息を事故で亡くされたとのこと。心が痛みました。
一頁一頁の絵を見ながら どれ程 この絵に慰められたことだろうかと
私も一緒にいとおしい気持ちで読みました。
これからは、私も同じように 慰められたり励まされたりすることでしょう
ありがとうございました
(Wさんより)
何と楽しい美しい本なのでせうか 花の絵も俳句もいつも手許においておきたい一冊です
草花の絵はいいですね
私も絵を描きます
今 私が座して居ります テーブル掛けは以前書きました カラスえんどうの花です
可愛い花に癒される思いにおります
(95才、一人暮らしのTさんより)
私は今 母の介護に週3~4日実家に通ったり泊まったりしています。
母が眠った後で読もうと思っていたのですが
母と一緒に読むことにしました
母は声を出して読み始めました
始めは歌や詩を読んだあとに花の絵を見ていました
1頁読む事に表紙に戻り表紙の題名を見て
また次頁へと 後半になるとまず歌や詩を手で隠しながら
絵を見て何やらつぶやきながら 歌や詩を読んでいました
楽しそうに最後まで読みました
良い本だね 癒されるねと一言いいました
読み終わる頃には 悲しいかな 内容など忘れています
少し難しい漢字もありましたが、これはなんと読むのと会話しながら
一緒に読むことができてほんとによかったと思っています
今のところ一人で暮らす最低限の日常生活に支障はないのですが
認知症(アルツハイマー)で行動数秒前のことを忘れてしまう状態です
新しいことが覚えられません
今は読み書きはできるので 事あるごとに母に読んでもらおうと思います
(お母様の介護中のIさんより)
鮮やかな色彩が素晴らしく表現されています。野に咲く小さな花から大輪の牡丹、薔薇、シクラメンなど実に活き活きと描かれて、惚れ惚れいたします。
行く道に花の咲かない道はなく
花開く別れの時を刻みつつ
亡き子を偲んで
若くしてひなげしの花散りたもう
1句めは、この句集全体に流れる著者の俳句に対する考え方の基調を、詠まれていると思います。人生に悲喜交々(こもごも)あれど、気がつけば季節ごとに咲く花がある。
どんな時でも、花を忘れてはいけない。花は人生の友だ、とみていらっしゃる。その通りです。
第2・3句に詠まれたように、お子様を亡くされ、時を同じくして、ひなげしも散った。ひなげしの鮮やかな色彩のなかに、若きお子様の青春が見えるようです。
胸で聴く釣鐘草の鐘の音
第4句、釣鐘草の花を見ていると、それぞれが独自の鐘の音を出しているようで、受けてはきちんと聴いていますよ、と話しかけたくなりますね。
どんなにみじめでも ミーは少しも 変わらない
あなたの中の素敵な ほんとうのあなたを
いつまでも…ずっと ずっと…みつめてる
裏表紙のこの猫は「ミーちゃん」でよかったでしょうか。表情がいいです。
わが家でも、黒猫を2匹飼いましたが、猫好きの家内は「幸せ」といって一緒に寝てました。彼、彼女らが去って、夫婦二人になりました。
このご本、人生の悲しみを慰め合いながら拝読しました。
有難うございました。
(アナウンサーのYさんより)
私が俳句を読みながら 主人に絵を見せながら いい時間をすごしました
飯田高原で育った夫は懐かしい花々を喜んで見ていました
優しい画集といろいろな思いが込められた俳句
読者は次々に評判を呼び増え続けるでしょう
(九州の山岳地で植物園を営んでいたご夫婦より)
絵と句が一対になっていて
はっとする 胸をつかれる句もあり 折につけ見直したい本になりました
通り過ぎるだけであった野の花の名前をいくつもこの本で
知る事が出来ました
また この本が 足腰が弱り 外出もままならない義母の毎日のなぐさめになるのでは
と思っています
(Kさんより)
可愛い草花たちがやさしく描かれていて
遂々 一気に拝見させて戴き 近くマンションに引っ越す身としては
わが庭の草花が沢山詠まれていて 大事に この句集を持っていけると
よろこんでいます。
あまりにタイミング良くて幸いです。
(中央区 Mさんより)
むずかしい人間関係に当惑の日々です。
そんな折にカスミ草の句、心にひびき、そのような存在でありたいもの と深く感じました。
美しい絵と心に染み入る句や詩、大切に生活の彩りとさせて頂きます
ありがとうございました
(Sさんより)
この本の1日1ページ読書が楽しみです。
挿絵と俳句のコラボレがうまく溶け合って、最高の消夏法です
(画家・写真家のTさんより)
冬の空不動の光一つ道
“もっと光を”とは、ゲーテのことばですが、わたしも同じように、一つの光る道を歩きたいと思っています。
(画家・写真家のTさんより)
読み終わったとき、いい御本だなぁ 絵も句もしみじみと見、読ませていただきました。
本格的に俳句の勉強をなさった方であろうと思いました。
教師時代、俳句の授業が大好きでした。
ですから、この御本を拝読した時、思わず、この俳句の授業をしたいと教師時代にかえるのでした。
教師時代に御本にお会いできていたら・・・など思いますが、年からいっておかしいですね。でも、この御本、俳句に出会えたことに感謝しております。
(元中学校の国語の先生より)