行く道に花の咲かない道はなく
辛い時も悲しい時も、一人絶望に立ち尽くす時も、足元の花々はあなたに生きる力を与えてくれる
電子版を買う
「この本の売上げの一部を東日本大震災の被災者支援に使わせて頂きます」
最愛の息子を交通事故で失い、壮絶な悲しみに立ち向かうことになった著者に、息子のクラスメイトたちからの断えることのない花束が送られる。その彼らの姿と、玄関の外にまで溢れる花々たちに著者は次第に癒されて、いつしか花々の絵と心の内を俳句に描き溜めるようになった。そして、数年後、今度は最愛の夫を亡くし、体調を崩し、再びと絶望の縁に立たされる・・・。そんな著者を励ましてくれたのは、やはり、野にひっそりと咲く可憐で美しい花々だった。いつしか自然と俳句が出てくるようになり…書き溜めた絵と俳句を1冊の本にまとめたのがこの俳画集。素朴な温かさが読む人の心に染み渡り、不思議と疲れた心を癒してくれる。自分のために、そして、大切な人のために贈りたい1冊。
『行く道に花の咲かない道はなく』(鮫島芳子著)のご紹介
息子を亡くした母の心を 折々に綴った 小さく可愛い1冊です。
どうぞ そばに置いて 時折ページを開いてみてください。
優しい花の絵と 心に触れる言葉の数々。
誰もが抱える心の痛みを そっと癒してくれるでしょう。
著者からのメッセージを携えて、震災から3年後の東北被災地を訪ねました。
『行く道に花の咲かない道はなく』愛読者の声
むずかしい人間関係に当惑の日々です。
そんな折にカスミ草の句、心にひびき、そのような存在でありたいものと深く感じました。
(Sさんより)
絵と句が一対になっていてはっとする胸をつかれる句もあり折につけ見直したい本になりました
通り過ぎるだけであった野の花の名前をいくつもこの本で知る事が出来ました
(Kさんより)
このご本、人生の悲しみを慰め合いながら拝読しました。
(アナウンサーのYさんより)
『行く道に花の咲かない道はなく』が、『たのやく』(2015年3月号)で紹介!
『たのやく』は、東横インの客室にて頒布される客室専用誌です。
『行く道に花の咲かない道はなく』が、『たのやく』(2015年3月号)で紹介されています。
オールカラーの素敵な月刊誌です。定期購読やバックナンバー販売もあるそうです。
たのやく』(2015年3月号)、特集「花のイロイロ」(34~35頁)で 『行く道に花の咲かない道はなく』の中の次の四句が、紹介されています。
③お花屋さんに並ぶ花
誇りも高く声高に
私はここと呼びかける
野に咲く花は小さくて
優しくそっと微笑みを
気づく人だけ届けてる
④行く道に 花の咲かない 道はなく
①行く人に踏まれるさだめ 受け入れて
タンポポは今 輝いて咲く」
②花が散るのは
風のせいでしょうか
いいえ そうではありません
花は その時が来たならば
風に誘われ 励まされて
どこかに黙って
去ってゆくのです
『たのやく』には、色々な分野の本が紹介されていますが、『行く道に花の咲かない道はなく』(106頁)に、次のように紹介されました。
この力に溢れた俳画集は、最愛の子息を交通事故で亡くし悲しみに沈む著者へ、クラスメイトから花束が贈られたことに始まる。後半は夫の死にゆく姿を見つめ人生の深い思いを綴っています。耐え難い辛さや悲しみに向き合い、限りない愛と希望を凝縮させた救いの書です。一主婦の凛とした俳画の力に驚かされます。
- 著者:鮫島芳子
- 定価:1,300円(税別)
- 発売日:2014/10/01
- 発行元:桜の花出版