不可解な日銀の謎に迫る(桜花新書)

日銀が邪魔さえしなければ日本経済は必ず復活する!

我々が日頃、毎日使っているお金は日本政府ではなく「私企業」である日本銀行が発行している。そして僅か9人の人間がファッショ的に日本経済を牛耳っているのである。この不可解に斬り込んだ。

不可解な日銀の謎に迫る
  • 著者:栗原茂男
  • 定価:780円(税別)
  • ページ数:216ページ
  • ISBN-10:4434177087
  • ISBN-13:9784434177088
  • 発売日:2013/3/3
  • サイズ:B40判 17.4x11.8x1.6cm
  • 発行元:桜の花出版

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内容紹介

日本銀行は国民にほとんど実態を知られていない組織である。本書は日本の景気低迷の原因が日銀にあることを実例やデータで明らかにした、日本経済 「復活」への筆者からの緊急提言である。『私企業』でありながら通貨発行権を持ち、日本の金融政策をコントロールし、日本の国益よりも外国企業を 利する政策をとるのが日銀である。国民がデフレで苦しむ原因を作っても、罰則規定すらない。

日銀が邪魔さえしなければ日本経済は必ず復活する!

表紙の帯より

日銀が変われば日本は良くなる!

黒田総裁よ バカバカしい日銀の実態を明らかとせよ!通貨発行権を有する 私企業日銀を直ちに法的に国の機関とすべし!

裏表紙の帯より

今まで国民を騙してきた公共工事悪玉論は、外国の日本乗っ取り勢力が 目的遂行の為に政府やメディアを支配下に置いて国民を洗脳して来た論でもあります。明確な証拠は難しいのですが、状況証拠はたっぷりあります。

しかし、その外国乗っ取り勢力も最近の世界情勢の変化で、 日本経済浮上へと方向転換し始めた匂いを感じさせ始めました。(第十章 より)

目次

はじめに
御用商人日銀の不思議  -物価上昇容認が景気の分かれ目-

第一章  経済は財政政策と金融政策の二本柱
  財政政策と金融政策はしばしば違う方向を向く
    日銀という障害
    国内通貨を牛耳る御用商人
    政府意向を無視する日銀
    社員総会の監視を受けない日銀
    物価安定というまやかし
  日本経済を潰し続けて来た日銀
    輸出主導の経済成長時代
    プラザ合意とバブル崩壊
    アメリカ住宅ネズミ講の教訓
    バブル潰しで誰が得をしたか
    景気浮揚を邪魔する日銀

第二章  景気停滞の責任は日銀にある
  日本経済全体のコントロールは誰がするのか?
    最大出資者の日本政府は日銀に介入できない
    当座預金に利子をつける日銀の不可解
    外国の経済侵略に犯された日本と日銀の有り様
  ゼロ以下物価上昇という馬鹿げた目標
    日銀法は日銀が政府政策に従うよう明記
    日銀法を曲解しゼロ以下物価上昇を政策目標に
    ゼロ以下物価上昇は物価の安定に非ず

第三章  日銀法を改正せよ
  日銀ルールは根拠なき景気潰しの手段
    国債発行での財政破綻が有り得ない日米経済
    根拠のない不可解な日銀ルール
    日本経済潰しの手法
    日銀ルールを作った速水優
  日銀には罰則規定が必要
    日本経済を停滞させてもお咎めなし
    デフレが社会に与えるダメージ
    いま日本国内に出回るおカネの量は多すぎる
    日銀政策を変えさせるには日銀法改正が必要

第四章  ゼロ以下物価上昇は誰のためか
  金融で生活する不労所得階級が得をする
    消費者物価を探しにくい日銀ホームページ
    「利上げは織り込み済み」という意味
    日銀は物価安定の落第生
    格差社会を維持する日銀政策
  ハイパーインフレ論の嘘
    大衆にカネ余り感がないのはおカネが偏在しているから
    おカネが偏在するもう一つの理由
    個人情報は筒抜けで個人の借り入れは監視される
    在日米国商工会議所からの提言

第五章  外国勢を利する日銀
  小泉内閣によるアメリカへの莫大な支援
    ブッシュの対イラク戦争
    イラク戦争後の素早いアメリカゼネコンの動き
    ブッシュの戦争に莫大な支援をした小泉政権時
    小泉政権はどうやってアメリカの戦費を調達したのか
  リーマン・ショックも日本が尻拭い
    リーマン・ショックはブッシュの住宅ネズミ講から始まった
    国際金融資本の尻拭いに利用されそうだった危ない議連
    混乱を拡大させたアメリカの格付け会社
    リーマン・ショックで日銀に集まった外国銀行資金
    外国銀行資金につけるべきでない利子を払う日銀

第六章  資産格差拡大社会への道
  バブルは何故起きたのか
    バブル経済は日米の間違った政策が組み合わさった結果
    アメリカの主張する不公平な「公正な貿易」
    有り余ったお金が地価を押し上げても日銀は放置
  バブル後の地獄
    突然の地価抑制で土地本位性の日本経済は阿鼻叫喚
    地価下落とともに始まった格差拡大政策
    消費抑制と貨幣供給増加で痛めつけられる国民

第七章  日本経済は外国資本の草刈場
  日銀政策は外資の戦略に多大な寄与
    デフレを肯定する勢力
    日本が中国にまいた種を潰した小泉政策
    世界経済悪化を望む人々
    政府の景気浮揚策を破壊し続けた日銀の「独立性」
    本当はもっと豊かになれる日本
  過剰な海外マネーが集まれば迷惑な円高となる
    侵略者に喰いものにされても強い日本経済
    大手マスコミは信用に値せず
    金ドル交換停止が国際経済に革命的拡大をもたらした
    リーマン・ショックの尻拭いに日銀が寄与
    円とドルは安全な逃避通貨
    インフレ目標で金融資産が動き出す

第八章  政府役割に干渉し出した日銀
  財務省と日銀の役割分担破壊は日本乗っ取りの布石か?
    森元首相は大石内蔵助だったのか?
    権力中枢は財務省主計局から経済財政諮問会議へ
    弱体化させられる財務省
    政府の産業政策に手を伸ばす日銀
    日本政策投資銀行の民営化
  増資によって日銀が乗っ取られる悪夢
    政府出資は55%ではなくたった5500万円
    日銀の不透明
    出資比率が変われば日本文化破壊もあり得る
    外国勢に警戒を忘れるな

第九章  政府貨幣発行が日本を救う
  中央銀行の通貨発行権の源泉は政府の信用力
    通貨発行権を私企業が保有すべきか?
    金融マフィアの通貨発行権陰謀論
    ハザール系ユダヤ人の金融の歴史
    日本が最も豊かだった時代は終わった
  政府貨幣は奇策でも手品でもない
    通貨発行権は根源的には政府にあるべきもの
    政府貨幣発行に抵抗する勢力
    政府貨幣発行のメリットは極めて大きい
    政府貨幣は現行の法律で増発できる
    民主党政権による大ダメージ

第十章  アベノミクスと日本銀行
  小泉から民主党へと続いた新自由主義政策の終わり
    レーガノミクスの無残な結果と日本へのしわ寄せ
    円高是正は貿易収支を改善する
    民主党の失敗が残したツケ
    アベノミクスは大成功の可能性大
    赤字国債ではなく建設国債という政策
    日銀に強気な安倍政権への期待
    安倍政権と小泉政権の違い

あとがき

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