母国は日本、祖国は台湾 或る日本語族台湾人の告白

(シリーズ日本人の誇り 3)

「昔、台湾は日本だったんですよ。台湾と中国大陸は違うんです」-台湾人が語る日本統治時代。見間違えるほど立派な文明国になった台湾と「日本精神」。

母国は日本、祖国は台湾
  • 著者:柯徳三
  • 定価:1,400円(税別)
  • ページ数:265ページ
  • ISBN-10:4434066544
  • ISBN-13:9784434066542
  • 発売日:2005/08/10
  • サイズ:B6判 18.2x13x2.2cm
  • 発行元:桜の花出版

表紙の帯より

日本で生まれ、日本で養われ、25歳まで日本人だった著者が語り継ぐ「日本精神」。そして、アイデンティティを模索し葛藤した日々。現代日本人が知らない様々な真実を語る!

カバー袖より

日本は、国体といって日本という国を守る為に多くの人が命を投げ出しました。 護国の為に散っていった人たちが沢山いました。国に対する思いというのは、小さい頃からの教育に負うところが大きいのです。それに引き替え、今の日本人 は、戦後骨抜きにされています。国の為に何かしようなどとは考えもせず、自分 さえ良ければいい、自分が全て、という人間が多すぎます。

私は、日本教育を受けて日本式の考え方しか出来ません。 軍国教育が良かったなどと言うつもりはありませんが、戦前の日本教育には素晴らしい面が沢山ありました。それを全部否定してしまっている戦後日本は、何かがおかしいと思うのです。

目次

はじめに

第一章  日本人になった祖父
  第三世代にわたる日本との関わり
  清朝から日本時代へ
  日本人による統治
  日本教育の曙
  柴山巌学堂
  台湾のためをを考えていた先生達
  祖父が初めて踏んだ日本の地
  六士先生の殉職遭難事件
  弁髪を落とし日本人となる決意
  井沢先生に深く恩恵を感じる
  日本人との懸け橋に
  日本語教育に道へ

第二章  祖父・父と日本
  日本で台湾語を教える
  祖父の遺したもの
  関東大震災に遭い帰台する
  日本人学校初の台湾人生徒となった父
  許嫁として日本へ行った母
  台湾人留学生を一生懸命世話した祖父
  街の世話役兼お目付役「保正」
  自由人だった父
  祖父の遺言
  尊敬する祖父の生き方

第三章  学生時代の恩師
  東京に生まれる
  台湾語と日本語の中で育つ
  共学生となって
  優しい小学校の先生
  楽しかった小学校
  祖父の厳格なしつけ
  全身全霊で教えてくれた塩幡先生
  中学校受験の猛勉強
  一番偉い人は天皇陛下
  修学旅行で初めて内地へ
  夢中になった日本式遊戯
  賑やかな家庭
  上級学校への進学
  台北一中に合格
  小学校時代の二人の恩師
  昭和一桁の良き時代
  中学校に入学して
  日本人街に引越し
  軍部の台頭と締め付け
  叶わなかった船乗りになる夢
  台北高等学校に入学
  自由を謳歌した高校時代
  島田謹二先生の型破りな授業
  医学の道へ
  台北帝国大学に無試験で合格
  個性的な大学の先生達
  日本教育の恩恵

第四章  軍医となって
  日米開戦
  思想の統制が厳しくなる
  同級生との苦い再開
  内地人と台湾人の亀裂
  庇ってくれた内地人の隣人
  皇民化教育と先生
  アメリカのスパイ
  海軍軍医へ志願
  死の覚悟
  見習尉官の訓練開始
  爆撃で死にかける
  敗戦色が濃厚に
  台湾上陸に備えて
  高雄で迎えた終戦
  戦後、日本教育にお陰で秩序が保たれた
  気の毒だった敗戦後の日本人
  出鱈目な国民政府
  父の帰台
  二・二八事件で本省人が立ち上がった
  国民党による大虐殺
  白色テロの恐怖
  軍医として学んだこと

第五章  母国は日本、祖国は台湾
  母国は日本、祖国は台湾
  失われつつある日本精神
  戦後はじめて訪日
  台湾は生蕃の国!?
  歴史の正しい認識と再評価が必要
  台湾の抱える問題
  台湾人というアイデンティティ
  台湾に対する正しい認識を

シリーズ刊行にあたって

台湾地図
コラム1   内台一体だった日本教育
コラム2   井沢修二
コラム3   六士先生の略歴
コラム4   台湾統治に対する意気込み
コラム5   新渡戸稲造と砂糖キビ栽培
コラム6   日本統治時代の医学教育
コラム7   日本は無条件降伏していない
コラム8   アジア諸国の独立に寄与
コラム9   白団─日台の知られざる絆
コラム10  青天白日旗と日の丸

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